CBRと趣味の言い訳部屋

なにかと言い訳と口実を見つけながら趣味と日常を綴るブログです(^^)

八丈島ダイビング旅行記 その3


「働く動機・モチベーションはなにですか?」
 
もし今、就職活動をしたとしてそんなことを聞かれたら、
キレイゴトが言えずあっさりと、
 
「遊ぶ金欲しさです!」
 
っと犯行動機よろしく自白してしまいそう・・・
なまものです。
 

明けまして、おはようございます!のダイビング2日目、旅は4日目の7月9日は日曜日。
 
ダイビング2日目といいながら、ダイビングとして最終日・・・
 
短いけど仕方ないやね・・・
本州に戻って働かないと遊べないんやから(>_<)

だけどね~帰りたくない病を発症してしまう!

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南国の田舎の空気に癒されすぎて・・・
 
 
八丈島・・・
確かに暑いし田舎やけど、周りを海に囲まれてるから本州のような極端な猛暑にはならへんし、田舎といっても飛行機なら50分でしかも八丈―羽田で1日3便、船でも片道10時間とはいえ毎日運航・・・
 
定年後の移住先にアリなんじゃなかろうか・・・
 

帰りたくない病の症状からそんなことを考えながら、歩いてショップへ!
ダイビング最終日!
 
今日も楽しんでいきまっせ!

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【 4・5・6本目 ナズマド 】
全ダイビングをナズマドについやしてるけど、一言でナズマドって言ったって広い!
この日の1本目は、ナズマドにエントリーからのアビス! 水深25メートル付近の砂地にシンジュアナゴが住んでいるポイント!(アビス)

昔、ボートで行くような距離のあるポイントって聞いたことがあった気もするけど、日曜日になったから今日帰りの人も多くてチームの人数は少ないし、エアの消費が少ないメンバーってことで行ってくれたのかも!
ってことで、前回の八丈でも行ったアビスへ遠泳!!www
 
 
いつも通りにエントリーしたら、右の岸沿いをおよぎ浅瀬を越えてずんずんずんずん泳いでいく!
 
途中、ウミガメがいても完ムシ!! ウミガメ3匹ほどを横目に眺めつつ泳ぐ泳ぐ!

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ダイビング経験浅いころorやってない人の体験ダイビングなんかだと、大人気のウミガメ。

やけど、ダイビング本数が増えるにつれ当たり前にいすぎて、
 
「あ~ウミガメね」ってな具合にだんだん扱いがザツになるのは、ダイビングあるある!www
 
っとは言え、絵になるから好きっすよ。
 

少しのうねりと向かい潮へ逆らっての泳ぎ、けーーーっこう疲れる!
 
この日、4本目5本目(この旅の通算本数カウント)をガイドしてくれたのは、自分がライセンスを取った時に教えてくれたイントラさん。
 
女性なのに余裕のあるフィンワークでがんがん進んでいくし、安定した動き。
悲し恥ずかしで、へいぜいを装ってくらい付いていくなまもの。
えぇ、バレてるでしょうね・・・

吐くエアーがあからさま多くなってて、息が上がり気味なのが手に取るように分るでしょうからwww
 
 

エントリーから15分少々泳いでようやく砂地に到着!(ナガカッタ・・・)
 
一気に水深を下げて水面下27メートルの砂地にへばりつく。
 
海底から1メートルぐらいのラインにサーモクラインができていて、着底寸前につめたーーい層へ突入、水温は19℃!
普通なら20℃以下なんてウエットじゃなくてドライスーツの世界やけど、さんざん泳いできた後のタイミング。
向かい潮のなかのフィンキックですっかり暑くなってた体には、むしろヒンヤリで心地いいとすら思える水温!
 
寒がりな自分が、低水温が気持ちいなんて思うとは、アオミノウミウシ見れるよりレアっすよwww
 
で、肝心のシンジュアナゴ
冷水で砂地の巣穴から出てきてないことを危惧しましたが杞憂に終わり!

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サーモクラインの上の暖かい水の層を目指して、これでもかっ!ってぐらいに体を伸ばしてましたわ!
 
このシンジュアナゴ、巣穴で生活してるからここに来ればほぼ確実に見れるっという意味では安定の存在。
ところがどっこい、じゃあその生息場所はってなると、八丈小島八丈島か台湾でぐらいしか見つかっていないっというレアキャラさん!
こんなことからも八丈のポテンシャルがうかがい知れる。
 
 
ちなみに性格は臆病で、這いつくばってゆ~~っくり近づいても危険を察知して巣穴の中に体を引っ込めてしまう。
当然、ストロボ光の有効射距離には程遠く、ストロボを炊いたところで、浮遊するゴミのハレーション+自然光不足の暗い写真に陥るのが関の山・・・
(もっと時間をかけて近づいて、設定も合わせこめば別でしょうが・・・)
 
なので、ここはノーストロボの自然光撮影。
換算85mmの中望遠と、複数回潜水&水深27メートルのDECOとの闘いで限られた時間の中ではこれが限界でした。
ほんとは、もう視界一面にシンジュアナゴが埋め尽くしてて圧巻!(伝われ)
 
 
他の場所ではレアでも八丈では普通種っていえば、こいつも忘れちゃいけないトサヤッコ!
ここ八丈ではふっつーーにそこいらにいる! けど初めて認識した時は、「なんか見たことないヤツがいるっ!」ってテンション上がりましたです!
コイツも雄雌で体色が違ってて、

オス! (派手)

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メス (地味)

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魚の世界でも、男は女の子の気を引くために必死!
でも、トサヤッコ(魚じゃよく有ることですが)、性転換するんでね!(メス→オス)
きっと人間のオスよりも、女性の気持ちがわかってることでしょうwww

シンジュアナゴの庭から水深を上げて引き返すルート。その中で、沖の根待ちポイントに遠征し少しばかりニタリ(オナガザメ)なんかの大物を狙うも不発!

そんでもって2本目(トータル5本目)
「ここはひとつ完全ニタリ狙いで」っとリクエストして、沖だし根待ちのギャンブルダイブ!
 
これまた泳いで泳いで沖の隠れ根に行き、水深20mの根のトップで15分以上根待ち。
着いた瞬間に型のいいカンパチが通り過ぎて行くも、不発(^^;
 
冷たい濁った水と暖かい潮が入り混じる「いかにもニタリが好みそうな雰囲気だった」っとのことでしたが、そうそうおいそれとニタリ君は出てくれませんやね~
 
相変わらず八丈では普通種なユウゼン・ナメモンガラはそこいらにいるけど。

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そして3本目、トータル6本目のラストダイブ!
再び、根待ちを狙うも、キョーーーーーーレツな潮の流れで断念!!
 
ってか、エントリー口に帰ってくるのにも、ものごっつい労力が必要やったほどの激流!

ビル風よろしく潮が集まって流れる場所を逆らう時なんて、全力でこいでも押し戻されそうなほど!
実際、ベテランと言える友達ダイバーは一回押し戻されて“振り出しに戻る”を食らってたしwww
さすがナズマド+大潮!
 
地形が入り組んだナズマド、途中まではまっすぐに上がっていた吐いた泡が、あるラインから急に真横に流れ散り散りに砕かれ、そして ダウンカレントに巻かれて空気の泡のくせに下へ下へと落ち込んでいく光景!!
 
見てる分には「すっごいな~」で面白いけど、今からそこを泳ぐんやと思うと他人事な感想も言ってられんよねwww
 
 
でも複雑な地形のせいで、そのカレントが頭上に流れる谷の下はマーッタク流れてなんかなかったりするもんやから不思議なもんで。

意を決して向かい潮の特にえげつない場所を超えること3度! 今回の6本の中で一番激しいダイビングやった・・・
 
でも風下的に流れを避けられる場所では穏やかに写真も取れて
嬉しかったのはアサヒハナゴイ! 

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ひれを開くと奇麗なイトヒキベラ

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ケサガケベラ(yg)

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ちーっちゃい頃の模様はこんなカンジ!


で、それがもうちょっと大きくなると変わってきてこんなカンジ!
ケサガケベラ(若魚)

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ベラって幼魚・若魚・成魚のオス・メスに加えて婚姻色まであって、まぁ到底覚えられる気なんてせんわねwww
 

そんなことをボヤキながらもういっちょ、ベラでスミツキベラ

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魚以外で、突き刺さったのが、ちーーーーっさい カノコイセエビ

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正面から後ろから、っと何枚も何枚も長時間張り付いて撮影会!w

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こんなサイズのイセエビも初めて! なんだかんだっと今回の八丈島ダイビング旅行も初めて見れたものも、レアものもみれてよかった!
最後はエントリー/エグジットのスロープまわりで群れを見て、

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「これで終わりか~ まだ上がりたくないな~・・・」なんて名残惜しい思いを引きずりながら、ダイビング終了!

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【 最終日 】
明けて7月10日 月曜日
この日はもう帰るだけ。帰りもゆっくり、船で10時間の旅!
この日も海は穏やかやし、天気も上々! ほんまに今回は天気に恵まれてよかった! 日頃の行い!

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底土港から出港!!
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バイバイ八丈島! ビールで乾杯!!

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平日の昼間から、それも海を見ながら風に吹かれて飲む!!
どうよこの贅沢!! 
 
 
そしてどうよ!! 眺める海のこの青さ!!

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八丈島周辺の海の色! 黒潮が離れててもこんな色!! 
あったりまえながら本州とは違うし、他の伊豆諸島とも一味違う! やっぱり今度こそ、黒潮が当たってるタイミングの本気の八丈島に潜りに来なアカンやね!!
 
 
 
後ろ髪を引かれるがごとくの長く伸びる航跡を眺めながら、昼からのビールで再訪を決意しつつ、

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次のダイビングにも思いを馳せる!
 
今年はもう少し潜る予定やし、ビッグイベントも予定してるし!(^^)
 
 
とりま、2017年7月・八丈島 ダイビング旅行記、

これにて、
 
しゅ~~~~りょ~~~~~~~!!
ジャーーーーーン!!

 

 

【4/5/6本目 ナズマド】

  • 2017年7月9日 月齢15 (大潮)
  • エントリー 9:13
  • 水温 19.5℃
  • 水深 平均/最大 12.7m / 26.8m
  • ダイブタイム 53分
 
  • エントリー 11:41
  • 水温 20.3℃
  • 水深 平均/最大 14.5m / 22.7m
  • ダイブタイム 47分
 
  • エントリー 14:42
  • 水温 23.0℃
  • 水深 平均/最大 11.9m / 20.5m
  • ダイブタイム 63分

 

八丈島ダイビング旅行記 その2

 
2日目の7月8日の土曜日、いよいよダイビングの日!

 
さて、いつもバイクブログなこの日記で見てくれている人もほぼライダーさんと思われる・・・
 
正直なところ、なまもの的 2大趣味のバイクとダイビングなんで、ダイバーさんにも見てもらえたらなっと言う気持ちはあるものの、あんまりダイビング記事はこのブログ内で主流になれていない・・・(^^; )
 
そりゃツーリングに比べて行ける機会が少ないからね~
 
 
でも、今回はダイビング旅行記。
 
そうすると、悩むのは、どこまでノンダイバー目線で行くのか、それとも、ダイバー目線・言語の記事に徹するのか。
 
・・・
 
・・・・・・
 
「別にダイバー目線でよくね?!」
割とあっさり結論に達したんで、ノンダイバーを置き去りにした内容で行きます逝きます! ノンダイバー オイテケボリ~
 

ってなわけで行ってみよ~~~
 
 
 
2017年は7月8日
 
この日は、八丈島に降り立つまえから強烈な日差し! 客船「橘丸」の甲板から見える海も、あっきらかに青い!!
うんうん! これこそ南国ですよね!
 
八丈が近づいてきてる感じしかない! 着いたらショップのお迎えが港に来てくれていて、ピックアップ→即ダイビングの予定。
 
なので、水中に持っていく用カメラのハウジング(防水の水中ケース)のOリングにグリスアップしたり、ストロボに電池を入れたりと準備をいそいそ、気持ちはワクワク!
 
決して広くは無い特2等のベットやけど、2段ベッドの下で、且つ他のお客もいない状況だったんで、余裕をもって準備完了!
 
 
 
朝ごはんと身支度を整えたころ、いよいよ八丈到着に到着しますよ~の船内アナウンス。この日の着岸は海況も安定していたので予定通りの底土港。
 
時刻は予定から15分巻きの8時30分、昨日の晩の22時30分に出航してからちょうど10時間の船旅も終了!
ダイビングのマイ機材にカメラのハウジングにストロボ・アーム、パンパンのキャリーバックにこれまたパンパンのカバン2つの重装備(www)で八丈島に上陸!! 熱いぜ!
 
 
【 ダイビング 】
滞りなくピックアップしてもらって、お待ちかねダイビング!!
前の福島ツーでは、猪苗代湖の写真を「南国です!」と偽る罪を犯しましたが、今回は嘘偽りなく南国!
 
これでもかっと言わんばかりに突き刺す日差しに対して、これまたこれでもか!っと言うぐらいに光合成してそうな木々は葉緑体パンパンでみどりみどりしてるし。

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こんなにキレイにハイビスカスも咲いてるし!

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ちなみにハイビスカス、うちでも育ててますが、咲いた花は1日しか持たないみたい。
そんなハイビスカスが道路沿いの植込みのそこかしこで咲いてるってことは、やっぱ南国なんやなって思わせてくれる!
 
さて今回もお世話になったのは、なまもの的に大いにゆかりがあるショップ

10数年前、自分がダイビングのライセンスを取った、その時にお世話になったショップ!!
 

ずっと関西にいたんでなかなか顔を出すことが出来てなかったけど、ライセンス講習の時も含めて3度目の「こんにちは!」
その時のインストラクターさんもガイドさんも健在で、やっぱり懐かしい! 八丈に来たならこのショップって決めてます!(^^)
 
 
その当時とほとんど変わっていないと思われる外観・内観に設備を見て、「なつかし~~!」なんて思いながら必要書類を書いて手続き完了!
 
「ショップの使い方とかシャワーとかわかりますよね?!」
「もちろんですたい!」
 
なんてやり取りしながら、ダイビング機材の準備に、撮影機材の準備!
アーム付けてストロボ付けて・・・
めんどう極まりないカメラのハウジングの準備・・・
自分で持って来ておきながら愚痴をこぼしつつこっちも完了!
ウエットスーツを腰まで履いて準備完ってころには汗だくwww
うん! 海が待ち遠しいよ!
さささっ! いよいよ行きましょうぜ、いざ海へ!
 
 
 

【 1、2、3本目 ナズマド 】
八丈島と言えばのスーパービーチポイント!
それが「ナズマド」
 
 
ワイドからマクロまであらゆるダイビングがカバーできて、青物の群れからカンパチ、ときにニタリまで登場するビーチダイビングとは思えないハイパーなポテンシャルを秘めたダイビングポイント!
 
他のダイブサイトだとボートダイビングが主流なんですが、こと八丈に於いては、ほっとんどがビーチダイビング! それもこれもナズマドの存在が大きい! 
わざわざボートを出さなくても、素晴らしいポイントに行けるもんやからボートダイビングが主流にならないw
 
火山島で入ってすぐに深いし潮当たりもいい=大物も出るってのがキモなんですかね?!
 
「せっかく入れる海況なんやからナズマドで!」
そんな言葉が合言葉なぐらい、八丈に来たダイバーがこぞって押し寄せる場所! 今回のダイビング旅行では、結果的に、海況も良かったし3本×2日の全部をナズマドに突っ込みました!

ホントは黒潮がぶち当たってるタイミングで来たかったけど、残念ながら出発1~2週間前から蛇行が始まり冷水塊。
水温と透明度がザンネン化

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海上保安庁のHPからの画像を拝借・・・
何の恨みがあるんや?!ってぐらいに八丈島が避けられてる・・・
でも来たからには楽しんで潜り倒しますよ!
 
陸上は夏本番! 上がってから寒くないってだけでも極楽なんやから!
 
 
ではでは1本目。
沖の八丈小島を眺めつつ、黒潮が蛇行で外れてしまったせいで潮位が低くなったエントリー口からポチャン! 

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水温はちょっと低いけどエントリー口は青いカンジ!
 
さっそく「ユウゼン」 チョウチョウウオの一種)がお出迎え!

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小笠原から八丈島にしかいないユウゼン!
その柄から織物の「友禅」にちなんでついた名前。やっぱり八丈に来たら収めておきたいやつ!
ユウゼン玉になって群れているときもあるけど、基本ペアで泳いでることが多い。
 
 
 
エントリーからそのままぐっと沖まで泳いで行って、潮当たりのいいポイントで根待ちにはいってしばし青物待ち。
 
ザンネンながらに大物は出なかったけど、潮が流れて来る方の根のトップではキンギョハナダイが群れてて絵になる!

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ストロボが決まると青い海をバックにオレンジが映えてなんとも南国南国してる景色!
こんな水中景色!「ザ・南国!」って感じしません?!
火山島でサンゴ礁がゆえの明るい青さとはいかないけど、そのおかげで青が深い!
 
キンギョハナダイって、南の島に行くとだいたい見られるありふれた普通種ではあるけど、南国気分を盛り上げてくれる好きなやつら!
陸上でいう所の、だいたいどこでも咲いてるけど、見るとやっぱりテンションの上がる「ハイビスカス」的な存在?!(^^)
 
ちなみに雄はこんな姿と色で、しょっちゅう体を震わせて泳いで求愛行動してる。

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メスはまた違った色をしてて↓、こっちの方がキンギョハナダイの名前の通り金魚ってカンジ。

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ユウゼンもそうやけど、八丈以外ではあんまり見れない魚ってのが、逆に八丈ではそこいらじゅうにいたりするもんで。
そういうあたりが、やっぱり八丈は異質やな~って思う所。 他の伊豆諸島は、魚の種類的には伊豆半島の延長って感じなんやけど、八丈は毛色がちがう! それは居合わせた他のダイバーさんも言ってたことやけど、今回もそれを実感。
 
そんな魚の代表例が、レンテンヤッコ

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オレンジと青がケバケバシイほどに目を引くやつ!

 

 

あと黄色がどぎつい ナメモンガラ

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 ちなみにこいつはオスで尾びれが赤くて↑

 

メスの場合はそんなに尾びれが赤くない↓

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ナメモンガラの流し撮り~~

 

 

1本目を無事終了! ウエイト量もどうやら適正で、水温も21℃とは言えフードを被っていればそう言うほど寒くもない!
 
なんて言っても上がってしまえば強い日差しと夏の空気が待ってくれてる。
上がってから寒くない!! これ大事!! 南国に来た甲斐があるってもんですわ!
 
いったんショップに戻ってご飯を食べつつ日差しで温まったら2本目へLet’ go !!
その2本目、ハイライトと言えば、やっぱり!
アオミノウミウシが見れたこと!!! これでしょうね~!
 
エントリーしてすぐのこと。
エントリーぐちの漂着物に紛れる魚を探していたガイドさんが見つけて来てくれました!!!!
 
この写真の左のトゲトゲしたカッコのやつがアオミノウミウシ!(右の楕円のはエサのクラゲの仲間)

 

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こいつ、ダイバーじゃない人にとっては「だから・・・?」って感想しか無いでしょうし、ダイバーですら「ふーん・・・ で?」ってなる人も多いとは思うんですが、これが激レアでして。
ウミウシ大好きダイバーがどんなに望んでもほとんど会うことが出来ないウミウシなんだそうです!
その理由が、こいつが「浮遊性」だってこと。
ウミウシっていろんな姿かたちに色があるけど、共通して言えるのは岩にくっ付いて生活してるってっこと。
こんな風に ↓

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なのにアオミノウミウシ、こいつだけはぷかぷか浮いて漂う浮遊性。
そうそう滅多に見れるもんやない
実際今回のゲストさんの中にも、「当たればホントにホントにラッキーで、これを見るためだけに来た!」って言っている方もいたほど!
気合を入れあわけじゃなかったのに、さくっとそんなレアものに出会ってしまって申し訳ないような気持ちになりつつ、ちゃっかり写真に収めさせていただきやした!www

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でも、この2本目。
レア度で言えば確かにアオミノウミウシやったけど、個人的に一番テンション上がったのは、
トビウオの幼魚 (^^)

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ダイバーの吐いた泡のキラキラを後ボケに切り取ってイイカンジ!
こいつも漂流物のなかに紛れてたのをガイドさんが見つけて来てくれたけど、ダイビング歴で初めての水中からのトビウオ!(幼魚)
こっちの方が嬉しかったな~~!(^^)
 
 
そんでもってこれまた水面の漂流物(ゴミ)に隠れて紛れてたマツダイ(yg)

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ほとんど落ち葉みたいにしか見えないカモフラージュ具合。こいつも初めて見たんでテンション上がった!(^^)

さらにちょっとばかしレア系で言えば、3本目!
今度は「ウメイロ」
ウメイロッモドキじゃなくてウメイロ! その群れを見れたのは、群れ好きダイバーとしても嬉しかった!

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この体高の高さ・厚みにストロボに光るウロコ感! そしてその群れ!
なんとも言えぬ目力と迫力がないっすか?!写真じゃムリ?!(つたわれ)
 
ウメイロモドキじゃなくてウメイロってところがミソ!(^^)
 
本来は深海とは言わないまでも深い海にいるらしいこいつら。
黒潮蛇行にともなう冷水塊で上がって来たらしいっす。
 
こういうのがみれるとなると、冷水塊、もう許せるゾ!
 
 
あと、そっこまでレアではないとは思うけど、いままであんまり見たことなかったカシワハナダイ

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ハナダイ・ハナゴイ系は華やかですな!
 
他にもベラだらけの八丈島。ベラパラダイス!
大人になると可愛くないけど、幼魚(Yg)のうちは可愛らしい。
 
カンムリベラ(Yg)

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トカラベラ(yg) 

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良く知らんけど、ベラの幼魚 

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ヒメテグリ(yg) 

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これまたよくわからんけどベラの幼魚?! ってか、小さすぎる!(>_<) 

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小さすぎてまだ体が透き通ってて骨までみえるし!
小ささ伝わる?!


ベラ系、たくさんいすぎて名前も覚えられないけど、そんなことよりなにより、写真に収めるのチョー苦労する!!
 
水中でうねりの影響で体がフラれて固定できない!
 
呼吸をしたらしたで、肺で浮力が変わるから上下に動いてしまう!
 
当然のことながら相手も動く!
 
それもベラの幼魚はピョコピョコと細かく頻繁に不規則に動き続ける!
 
とどめは、サイズが極小なせいですぐにピントが後ろに持っていかれてしまう!(後ピン・ピン抜け・・・)
 
「ピントきた!」っと思っても後からPCモニターで確認したら、
「微妙に後ピンぎみ・・・」
「ちょっと被写体ブレでシャープさに欠ける・・・」
「ちょっとストロボの当たり方と発色がビミョー・・・」
そんなことのオンパレードで、どんどん削られていく写真達。成功写真率の低さ(>_<)
(実際、上にのっけたベラたちの写真も被写体ブレも含まれてるし・・・)
 
 
そして、これがあんまり伝わらないであろうという悲しさね!
どうか伝われ!www (ボツ写真達の願い!)
 
 
おまえのダイビングとカメラスキルがダメダメなんじゃ! って突っ込みは無しで!
 
お願いしますお願いしますなんでもしry
 
 
グループの最後尾で遊んでたら急に出て来たセミエビ! サイズは30cmぐらい?!

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これぐらい大きいと苦労なく撮れるんですがね~w
伊勢エビ以上に美味らしいっすよ!
 
 
冷水塊で水温・透明度はもひとつやったけど、それでも存分に楽しめたやね! レアものはやっぱウレシイ!
そして一日のシメには「島寿司」!

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メダイの漬けを寿司にした地元料理、わさびの代わりにからしを入れるのがコッチ流!
(ちなみに小笠原もそうやし、同じように島寿司が有名!)
 
 
ってことでダイビング初日、
 
しゅ~~りょ~~~~~!
じゃーーーーん!

 

 

【1/2/3本目 ナズマド】

  • 2017年7月8日 月齢14 (大潮)
  • エントリー 10:23
  • 水温 20.1℃
  • 水深 平均/最大 11.8m / 22.3m
  • ダイブタイム 57分
 
  • エントリー 13:29
  • 水温 22.6℃
  • 水深 平均/最大 9.0m / 18.7m
  • ダイブタイム 64分
 
  • エントリー 16:13
  • 水温 18.1℃
  • 水深 平均/最大 12.2m / 22.8m
  • ダイブタイム 64分

 

 

懐かしの島 八丈島 ダイビング旅行記 その1  〔初日移動編〕

 

去年に行ったパプアニューギニアダイビング旅行。 ↓

namamono04.hatenablog.com

 

それ以来、来年、つまり2017年は「もーちょっと潜りに行こう!」なんて思ってるうちに

 

夏!!

 

ことしも夏!! そろそろ有言実行! 潜りに行かね?!

 

そういうわけで行ってきました! 八丈島

場所はココ! 

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東京、竹芝桟橋から大型客船で南へ10時間!

 

冬でも暖かい、常春の島、八丈島

 

離島ながら、品川ナンバー、八丈島

 

でも飛行機ならたったの55分、八丈島

 

遠いようで近い、身近な南国、八丈島! (ウザイ)

 

 

そう案外行きやすいんですよね! 飛行機なんて羽田ー八丈で1日3便も飛んでますから!

 

船だって、22時30分に出航して、翌日8時50分に着岸という仕事終わりでも乗れて有効に時間を使える時刻表。

 

しかも、底土港と八重根港と島を挟んで反対側に2つ、整備された港があるおかげで、海が荒れても着岸できることが多い!

 

→ 明日から仕事なのに帰れない! ってリスクが少ない!

 

この着岸率の高さ!これ社会人にとって重要!(^^)

 

 

 

そんな八丈島

基本情報は、

 

東京本土から南へ約290km、北緯33°・東経139.5°

面積は69平方kmで、本土4島を除いた順で33位ぐらい。

人口は約7,600人

 

八丈町公式サイト

 

2つの山からなる火山島で、一つは三原山(標高700.9m)と八丈富士(標高854.3m)でひょうたんみたいな形。ひょっこりひょうたん島のモデルになったとも言われてるよ~

 

 

はてさて、今回は(も)船で行ってきました!

 

八丈島ダイビング旅行記、第一部は移動編!

 

国内なので移動方法を紹介したって、たいして有益じゃないやろうけど旅の記録なのでね! いってみよ~~!!

 

 

7月7日 金曜日! 言わずと知れた七夕の日!

 

竹芝桟橋からは納涼船が出てる・・・

 

ってことはね、そうですよ、浴衣姿のカップルたちのリア充があふれかえって竹芝桟橋から束になって襲ってくる!!!www

 

そんな逆流の潮に逆らいながら、異常に重くなったカバン×2+ダイビング用キャリーバックをゴロゴロ引いて竹芝桟橋到着!

すでに乗船待ちの列ができてる。

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カバンの中身が重すぎて、取っ手が千切れるっというハプニングをさらりとお見舞いされつつ、汗だくになって到着ですよ! 

 

 

インターネット割引なチケットを無事 GET!

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行きは夜移動なので寝たい! なので、カーテンで仕切れる半個室な特2等!

帰りは、平日移動の昼移動なので寝れなくてもOKなので一番安い雑魚寝の2等。

往復で2万円ちょっと。

 

定刻の出航時刻の20分ほど前に乗船開始!

今回乗るのは「橘丸」

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以前は「さるびあ丸」だったけど、そもそも前回自分が八丈島に行ったのは2013年。

この橘丸はその翌年、2013年の6月に就航。

竹芝ー(大島)-三宅島ー御蔵島八丈島ルート を走ってます!

 

全長118メートル、全幅17メートル、喫水5.4メートル、速力19ノット

 

ただ、そんなことよりこの船体の色。橘の色をイメージしてるんでしょうが、なんかおもちゃみたいで異様に見えるw でっかいおもちゃ。

 

船内に乗り込んで軽く散策。さるびあ丸との主だった違いを探したものの、ほぼ同じ?という印象?(うろ覚え)

 

ただ実感した範囲で大きな差は、

  • トイレがウォシュレット付きになった!
  • ダイビング用や釣り用の大きい荷物用の荷物置き場が出来た!

ってことですかね!

 この2つは結構いいポイントかも!

 

特2等はこんなふうな配置で152名分

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中身はこんな感じのカーテン付きの2段ベット 

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このカーテン付きっというところがミソで!

これはさるびあ丸のときから変わってないんですが、カーテン付きだと何がいいと言いますとですよ。

8時30分の八丈着までに、三宅・御蔵と2つの島に着岸するのですが、当然そのたびに船内が明るくなるんですよね・・・

 

この一つ上のチケットの1等も逆に下の2等もカーテンが無いスタイルなので起こされてしまう!(特1等からはまたよくなるけど)

 

でも、特2等ならカーテンのおかげで明るくなっても起こされにくいし、半個室やから気持ちよく寝れる! 着日からダイビングをすることを考えると、しっかりと寝れるのは重要!! なので、行きは特2等(というかカーテン付き)が正解!(^^)

 

そのベットの足元には容量の大きいセーフティーボックスも出来てる!

PCが平置きで入れられる奥行で、返却されるコイン式。 

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たぶん前のさるびあには無かったように思うし、雑魚寝の2等にも装備されてたから、ここもイイ変更点かな。

 

ちなみに、北海ダーや四国行きで使うようなほどの立派な設備の船ではないけど、コイン式のシャワーはあるし、食堂もあり! 

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食券式(電子シャッターでフリッカー出てるのは気にしないで・・・) 

 

食堂はそんなに広く無いけどキレイ!

海の日がらみの3連休を控えたその前の週の週末ということもあってか、船内はガラガラ。食堂の営業時間終了後はスペースが解放されるので持ち込んだお酒で宴会!なんてのもアリ!ですが、やっぱり人は少なかったですね~

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22:30 出航で、一番早い目的地の三宅島には翌朝の5:00着。次の御蔵が5:55。なので、到着が早い人は早々に寝てるんだと思われ。

 

定刻8:50の八丈島着のなまもの、高みの見物

 

 

ビールの自販機を見つけ~

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免許証で年齢認証! 

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フリッカー 

 

 

ビールを買ったら、甲板に出て夜風にあたりながら~

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レインボーブリッジと夜景を見ながら、至福の1本タイム!! 

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もともと酒に強くないのと、重たい荷物でヘトヘトですぐに酔いも回る。

湾内はゆっくりした速度で航行なので、まったり外を眺めて楽しんだら船内へ。

 

カップ麺を食べてシャワーを浴びたら就寝!!

 

お休み! 

 おはよう! 7月8日

 

甲板に出ると、案の定ガスってる! 

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でもガスってるのは海面近くだけで空は晴れてる! 

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この「案の定」っていうのが夏場+黒潮蛇行時のあるある。

 

空気中の湿度が高くて、でも海面の海水温が低いこの状況。そうなったときの八丈は、海水で冷やされた空気中の水分からくる霧に包まれてガスの中。

飛行機の着陸率が下がる・・・

(羽田に引き返しちゃう)

 

じっさい、この旅行の直前、5・6日連続で飛行機が着陸しない日が続いてたらしく。(>_<)

 

そんな理由もあっての船旅の選択!

その甲斐あって無事、着岸!(飛行機も着陸してたけどね!)

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いいペンキ! 

 

次回(ようやく)ダイビング編!っす!

 

ではでは!