八丈島ダイビング旅行記 その2
2日目の7月8日の土曜日、いよいよダイビングの日!
さて、いつもバイクブログなこの日記で見てくれている人もほぼライダーさんと思われる・・・
正直なところ、なまもの的 2大趣味のバイクとダイビングなんで、ダイバーさんにも見てもらえたらなっと言う気持ちはあるものの、あんまりダイビング記事はこのブログ内で主流になれていない・・・(^^; )
そりゃツーリングに比べて行ける機会が少ないからね~
でも、今回はダイビング旅行記。
そうすると、悩むのは、どこまでノンダイバー目線で行くのか、それとも、ダイバー目線・言語の記事に徹するのか。
・・・
・・・・・・
「別にダイバー目線でよくね?!」
割とあっさり結論に達したんで、ノンダイバーを置き去りにした内容で行きます逝きます! ノンダイバー オイテケボリ~
ってなわけで行ってみよ~~~
2017年は7月8日
この日は、八丈島に降り立つまえから強烈な日差し! 客船「橘丸」の甲板から見える海も、あっきらかに青い!!
うんうん! これこそ南国ですよね!
八丈が近づいてきてる感じしかない! 着いたらショップのお迎えが港に来てくれていて、ピックアップ→即ダイビングの予定。
なので、水中に持っていく用カメラのハウジング(防水の水中ケース)のOリングにグリスアップしたり、ストロボに電池を入れたりと準備をいそいそ、気持ちはワクワク!
決して広くは無い特2等のベットやけど、2段ベッドの下で、且つ他のお客もいない状況だったんで、余裕をもって準備完了!
朝ごはんと身支度を整えたころ、いよいよ八丈到着に到着しますよ~の船内アナウンス。この日の着岸は海況も安定していたので予定通りの底土港。
時刻は予定から15分巻きの8時30分、昨日の晩の22時30分に出航してからちょうど10時間の船旅も終了!
ダイビングのマイ機材にカメラのハウジングにストロボ・アーム、パンパンのキャリーバックにこれまたパンパンのカバン2つの重装備(www)で八丈島に上陸!! 熱いぜ!
ダイビングのマイ機材にカメラのハウジングにストロボ・アーム、パンパンのキャリーバックにこれまたパンパンのカバン2つの重装備(www)で八丈島に上陸!! 熱いぜ!
こんなにキレイにハイビスカスも咲いてるし!
ちなみにハイビスカス、うちでも育ててますが、咲いた花は1日しか持たないみたい。
そんなハイビスカスが道路沿いの植込みのそこかしこで咲いてるってことは、やっぱ南国なんやなって思わせてくれる!
そんなハイビスカスが道路沿いの植込みのそこかしこで咲いてるってことは、やっぱ南国なんやなって思わせてくれる!
さて今回もお世話になったのは、なまもの的に大いにゆかりがあるショップ。
10数年前、自分がダイビングのライセンスを取った、その時にお世話になったショップ!!
ずっと関西にいたんでなかなか顔を出すことが出来てなかったけど、ライセンス講習の時も含めて3度目の「こんにちは!」
その時のインストラクターさんもガイドさんも健在で、やっぱり懐かしい! 八丈に来たならこのショップって決めてます!(^^)
その当時とほとんど変わっていないと思われる外観・内観に設備を見て、「なつかし~~!」なんて思いながら必要書類を書いて手続き完了!
「ショップの使い方とかシャワーとかわかりますよね?!」
「もちろんですたい!」
「もちろんですたい!」
なんてやり取りしながら、ダイビング機材の準備に、撮影機材の準備!
アーム付けてストロボ付けて・・・
めんどう極まりないカメラのハウジングの準備・・・
自分で持って来ておきながら愚痴をこぼしつつこっちも完了!
めんどう極まりないカメラのハウジングの準備・・・
自分で持って来ておきながら愚痴をこぼしつつこっちも完了!
ワイドからマクロまであらゆるダイビングがカバーできて、青物の群れからカンパチ、ときにニタリまで登場するビーチダイビングとは思えないハイパーなポテンシャルを秘めたダイビングポイント!
他のダイブサイトだとボートダイビングが主流なんですが、こと八丈に於いては、ほっとんどがビーチダイビング! それもこれもナズマドの存在が大きい!
わざわざボートを出さなくても、素晴らしいポイントに行けるもんやからボートダイビングが主流にならないw
わざわざボートを出さなくても、素晴らしいポイントに行けるもんやからボートダイビングが主流にならないw
火山島で入ってすぐに深いし潮当たりもいい=大物も出るってのがキモなんですかね?!
「せっかく入れる海況なんやからナズマドで!」
そんな言葉が合言葉なぐらい、八丈に来たダイバーがこぞって押し寄せる場所! 今回のダイビング旅行では、結果的に、海況も良かったし3本×2日の全部をナズマドに突っ込みました!
そんな言葉が合言葉なぐらい、八丈に来たダイバーがこぞって押し寄せる場所! 今回のダイビング旅行では、結果的に、海況も良かったし3本×2日の全部をナズマドに突っ込みました!
でも来たからには楽しんで潜り倒しますよ!
陸上は夏本番! 上がってから寒くないってだけでも極楽なんやから!
水温はちょっと低いけどエントリー口は青いカンジ!
さっそく「ユウゼン」 (チョウチョウウオの一種)がお出迎え!
エントリーからそのままぐっと沖まで泳いで行って、潮当たりのいいポイントで根待ちにはいってしばし青物待ち。
ザンネンながらに大物は出なかったけど、潮が流れて来る方の根のトップではキンギョハナダイが群れてて絵になる!
ストロボが決まると青い海をバックにオレンジが映えてなんとも南国南国してる景色!
こんな水中景色!「ザ・南国!」って感じしません?!
火山島でサンゴ礁がゆえの明るい青さとはいかないけど、そのおかげで青が深い!
こんな水中景色!「ザ・南国!」って感じしません?!
火山島でサンゴ礁がゆえの明るい青さとはいかないけど、そのおかげで青が深い!
キンギョハナダイって、南の島に行くとだいたい見られるありふれた普通種ではあるけど、南国気分を盛り上げてくれる好きなやつら!
陸上でいう所の、だいたいどこでも咲いてるけど、見るとやっぱりテンションの上がる「ハイビスカス」的な存在?!(^^)
陸上でいう所の、だいたいどこでも咲いてるけど、見るとやっぱりテンションの上がる「ハイビスカス」的な存在?!(^^)
ちなみに雄はこんな姿と色で、しょっちゅう体を震わせて泳いで求愛行動してる。
メスはまた違った色をしてて↓、こっちの方がキンギョハナダイの名前の通り金魚ってカンジ。
ユウゼンもそうやけど、八丈以外ではあんまり見れない魚ってのが、逆に八丈ではそこいらじゅうにいたりするもんで。
そういうあたりが、やっぱり八丈は異質やな~って思う所。 他の伊豆諸島は、魚の種類的には伊豆半島の延長って感じなんやけど、八丈は毛色がちがう! それは居合わせた他のダイバーさんも言ってたことやけど、今回もそれを実感。
そういうあたりが、やっぱり八丈は異質やな~って思う所。 他の伊豆諸島は、魚の種類的には伊豆半島の延長って感じなんやけど、八丈は毛色がちがう! それは居合わせた他のダイバーさんも言ってたことやけど、今回もそれを実感。
そんな魚の代表例が、レンテンヤッコ
オレンジと青がケバケバシイほどに目を引くやつ!
あと黄色がどぎつい ナメモンガラ
ちなみにこいつはオスで尾びれが赤くて↑
メスの場合はそんなに尾びれが赤くない↓
ナメモンガラの流し撮り~~
1本目を無事終了! ウエイト量もどうやら適正で、水温も21℃とは言えフードを被っていればそう言うほど寒くもない!
なんて言っても上がってしまえば強い日差しと夏の空気が待ってくれてる。
上がってから寒くない!! これ大事!! 南国に来た甲斐があるってもんですわ!
上がってから寒くない!! これ大事!! 南国に来た甲斐があるってもんですわ!
いったんショップに戻ってご飯を食べつつ日差しで温まったら2本目へLet’ go !!
その2本目、ハイライトと言えば、やっぱり!
アオミノウミウシが見れたこと!!! これでしょうね~!
エントリーしてすぐのこと。
エントリーぐちの漂着物に紛れる魚を探していたガイドさんが見つけて来てくれました!!!!
エントリーぐちの漂着物に紛れる魚を探していたガイドさんが見つけて来てくれました!!!!
この写真の左のトゲトゲしたカッコのやつがアオミノウミウシ!(右の楕円のはエサのクラゲの仲間)
こいつ、ダイバーじゃない人にとっては「だから・・・?」って感想しか無いでしょうし、ダイバーですら「ふーん・・・ で?」ってなる人も多いとは思うんですが、これが激レアでして。
ウミウシ大好きダイバーがどんなに望んでもほとんど会うことが出来ないウミウシなんだそうです!
ウミウシ大好きダイバーがどんなに望んでもほとんど会うことが出来ないウミウシなんだそうです!
なのにアオミノウミウシ、こいつだけはぷかぷか浮いて漂う浮遊性。
そうそう滅多に見れるもんやない
そうそう滅多に見れるもんやない
実際今回のゲストさんの中にも、「当たればホントにホントにラッキーで、これを見るためだけに来た!」って言っている方もいたほど!
気合を入れあわけじゃなかったのに、さくっとそんなレアものに出会ってしまって申し訳ないような気持ちになりつつ、ちゃっかり写真に収めさせていただきやした!www
気合を入れあわけじゃなかったのに、さくっとそんなレアものに出会ってしまって申し訳ないような気持ちになりつつ、ちゃっかり写真に収めさせていただきやした!www
でも、この2本目。
レア度で言えば確かにアオミノウミウシやったけど、個人的に一番テンション上がったのは、
トビウオの幼魚 (^^)
ダイバーの吐いた泡のキラキラを後ボケに切り取ってイイカンジ!
こいつも漂流物のなかに紛れてたのをガイドさんが見つけて来てくれたけど、ダイビング歴で初めての水中からのトビウオ!(幼魚)
こっちの方が嬉しかったな~~!(^^)
こっちの方が嬉しかったな~~!(^^)
そんでもってこれまた水面の漂流物(ゴミ)に隠れて紛れてたマツダイ(yg)
ほとんど落ち葉みたいにしか見えないカモフラージュ具合。こいつも初めて見たんでテンション上がった!(^^)
さらにちょっとばかしレア系で言えば、3本目!
今度は「ウメイロ」
ウメイロッモドキじゃなくてウメイロ! その群れを見れたのは、群れ好きダイバーとしても嬉しかった!
この体高の高さ・厚みにストロボに光るウロコ感! そしてその群れ!
なんとも言えぬ目力と迫力がないっすか?!写真じゃムリ?!(つたわれ)
なんとも言えぬ目力と迫力がないっすか?!写真じゃムリ?!(つたわれ)
ウメイロモドキじゃなくてウメイロってところがミソ!(^^)
本来は深海とは言わないまでも深い海にいるらしいこいつら。
黒潮蛇行にともなう冷水塊で上がって来たらしいっす。
こういうのがみれるとなると、冷水塊、もう許せるゾ!
あと、そっこまでレアではないとは思うけど、いままであんまり見たことなかったカシワハナダイ
ハナダイ・ハナゴイ系は華やかですな!
他にもベラだらけの八丈島。ベラパラダイス!
大人になると可愛くないけど、幼魚(Yg)のうちは可愛らしい。
大人になると可愛くないけど、幼魚(Yg)のうちは可愛らしい。
カンムリベラ(Yg)
トカラベラ(yg)
良く知らんけど、ベラの幼魚
ヒメテグリ(yg)
これまたよくわからんけどベラの幼魚?! ってか、小さすぎる!(>_<)
小さすぎてまだ体が透き通ってて骨までみえるし!
小ささ伝わる?!
小ささ伝わる?!
ベラ系、たくさんいすぎて名前も覚えられないけど、そんなことよりなにより、写真に収めるのチョー苦労する!!
水中でうねりの影響で体がフラれて固定できない!
呼吸をしたらしたで、肺で浮力が変わるから上下に動いてしまう!
当然のことながら相手も動く!
それもベラの幼魚はピョコピョコと細かく頻繁に不規則に動き続ける!
とどめは、サイズが極小なせいですぐにピントが後ろに持っていかれてしまう!(後ピン・ピン抜け・・・)
「ピントきた!」っと思っても後からPCモニターで確認したら、
「微妙に後ピンぎみ・・・」
「ちょっと被写体ブレでシャープさに欠ける・・・」
「ちょっとストロボの当たり方と発色がビミョー・・・」
そんなことのオンパレードで、どんどん削られていく写真達。成功写真率の低さ(>_<)
(実際、上にのっけたベラたちの写真も被写体ブレも含まれてるし・・・)
「微妙に後ピンぎみ・・・」
「ちょっと被写体ブレでシャープさに欠ける・・・」
「ちょっとストロボの当たり方と発色がビミョー・・・」
そんなことのオンパレードで、どんどん削られていく写真達。成功写真率の低さ(>_<)
(実際、上にのっけたベラたちの写真も被写体ブレも含まれてるし・・・)
そして、これがあんまり伝わらないであろうという悲しさね!
どうか伝われ!www (ボツ写真達の願い!)
おまえのダイビングとカメラスキルがダメダメなんじゃ! って突っ込みは無しで!
お願いしますお願いしますなんでもしry
グループの最後尾で遊んでたら急に出て来たセミエビ! サイズは30cmぐらい?!
これぐらい大きいと苦労なく撮れるんですがね~w
伊勢エビ以上に美味らしいっすよ!
冷水塊で水温・透明度はもひとつやったけど、それでも存分に楽しめたやね! レアものはやっぱウレシイ!
そして一日のシメには「島寿司」!
メダイの漬けを寿司にした地元料理、わさびの代わりにからしを入れるのがコッチ流!
(ちなみに小笠原もそうやし、同じように島寿司が有名!)
(ちなみに小笠原もそうやし、同じように島寿司が有名!)
ってことでダイビング初日、
しゅ~~りょ~~~~~!
じゃーーーーん!
じゃーーーーん!
【1/2/3本目 ナズマド】
- 2017年7月8日 月齢14 (大潮)
- エントリー 10:23
- 水温 20.1℃
- 水深 平均/最大 11.8m / 22.3m
- ダイブタイム 57分
- エントリー 13:29
- 水温 22.6℃
- 水深 平均/最大 9.0m / 18.7m
- ダイブタイム 64分
- エントリー 16:13
- 水温 18.1℃
- 水深 平均/最大 12.2m / 22.8m
- ダイブタイム 64分