モルディブ・ダイビング5日目 アイランドサファリ・ロイヤル クルーズ旅行記 その7
2017年8月、今年いちの目玉企画・モルディブダイビングクルーズの旅もいよいよ終盤戦。
9日プランの自分は今日17日と明日18日まで潜る予定やけど、8日プランの人たちは今日がダイビング最終日。いいダイビングをしたいところ!
ここにきてようやく雨季らしいというか、今日は風が強くてやや曇天やけど、元気に6時起き。行ってみよ~(^^)
【Dive15 Fish Head(フィッシュ・ヘッド/アリ環礁)】
水深40mぐらいから立ち上がる隠れ根でTopは水深8mほど。サメが多いらしく、釣り上げた魚が「頭だけ」になって上がってきてたことが、ポイント名の「Fish Head」の名前の由来とのこと。
エントリーしてみると流れの中が好きなアカモンガラとかムレハタタテダイなんかがわっさり中層に散らばってる。その中を、ときおりツバメウオがやって来たりといた序
“フィッシュヘッド犯行グループの一味” グレーリーフシャークなんかも沖を通過して隠れ根らしい雰囲気。大きいマダラエイも登場
そして、ダイビングポイントの中心的な根の周りとかオーバーハング下には、ヨスジフエダイとそれによく似たベンガルスナッパーがわっちゃり! ものすごい数!!
旅行に行くときって下調べでググったりするじゃないですか?(唐突)
御多分にもれず、モルディブ行きが近づくにつれて、オラ、ワクワクすっぞ! 状態のなまものもイロイロ調べては妄想に耽ってたんですが、その中で、このベンガルスナッパー、どうしてもWEBで見てる限りその違いがハッキリと分からなかってんです。
で、このフィッシュ・ヘッドですよ! ダイビング前のブリーフィングで「ベンガルスナッパーとヨスジフエダイの両方が見れます」なんてもんやから、「自分でも自分でも見分けられるやろうか・・・」っと気になった状態でエントリー。
うん、そうね! 実際に見てみると結構違って、その違い、はっきりわかんだね・・・
思いのほか区別がつくもんなんやってことを知る。ベンガルスナッパーの方が小さい、目の周りが黄色くて目も小さく見える、お腹側には模様が無くて白い、黄色薄いし青のラインが太い。
割と分かりやすく違うもんなのね・・・ 知らなんだ。
しかしまぁ、ホンマにベンガルスナッパーの魚影の濃さがすごい。 この群れを見てるだけでも価値があるっと、群れ好きとしては感じずにはいられない
他にも、オオメカマスとか、
ダイバーが来ようと一心不乱にエサを食べ続けて顔なんか上げないタイマイなんかを見てエギジット!
すっごい大物っというような出物はいなかったけど、群れの濃さが良かった!
【Dive16 Madivaru Corner(マディヴァル・コーナー/ラスドゥ環礁)】
1本目が終わったらアリ環礁から出てすぐ隣のラスドゥ環礁へ移動!
8日組の中でもシンガポール航空(SQ)組の方はこれがラストダイブ。(かつては?)ハンマーヘッドシャークが見れるってことで有名だったっぽいポイント。モルディブでハンマーのイメージは無いし、期待しませんがね(^^;
エントリー、透明度はそこそこ。その海なか、まずはドロップオフのキワのコーナーへ。入ってすぐ、一般通過イソマグロ ニキがさらっと横断
コーナー周りではグレイリーフとかホワイトチップシャークが回ってたりと、いかにも大物待ちのドロップオフダイビングといった雰囲気。
そのドロップオフの向こうでは写真には撮れんかったけどギンガメアジがいたりとポテンシャルが高そう!
かと思えば、その背中側の砂地ではチンアナゴとスパゲッティーガーデンイールがいて、
そんでもってこれまたモルディブに来たなら押さえておきたいリストに有ろうかと思う「ドラキュラシュリンプゴビー」がいたりと、群れ・大物からハゼ系のサイズまで、多彩な顔をもつのが特徴な(?)マディヴァル・コーナー、バラエティーに富んでて面白いんじゃない?!!
このダイビングではそんなにハゼ系に寄ったダイビングはしなかったんで、あまり寄れず・・・ このぐらいの写真でした(>_<)
またまたマダラエイが通過したり、ぽつぽつとした根の周りではマダラハタ・コクハンアラがいて、
いかにもそいつらのエサになっちゃいそうなキンメモドキがすごい密度でいてと、いろんな被写体がいる
さいごは青い海をバックにムスジコショウダイをみて終了!!
モルディブではなんてことないぐらいにいるムスジコショウダイやけど、いつ見ても群れてる黄色が絵になる! もっと普通種に光を!w
【Dive17 Madivaru Corner(マディヴァル・コーナー/ラスドゥ環礁)】
この日の3本目も、またまた同じくマディヴァル・コーナー。
8日間組のスリランカ航空組もこれがラストダイブ! 自分は9日間組なのでもう1日のプラス3ダイブがありますが(^^;
さて マディヴァル・コーナー。
けっこうおもしろいポイントやったし、さっきは砂地の方はほとんど行ってないしドラキュラシュリンプゴビーもあまり粘れてない。今回のクルーズではゲストは3つに分けての編成。
ブリーフィングの結果、自分たちのチームは、ドラキュラシュリンプゴビーなんかのハゼ系にウエイトを置いたここダイビングをすることに。
エントリー前、空が暗くなってきてこのクルーズ中初めて見る雨、スコール。
「そういえば雨季やったんやなー」っと初めて実感(笑) それぐらい、天候には恵まれたっというラッキーな今回の旅!
(初めてのモルディブなんで知りませんが、もしかして雨季でもこれぐらいが普通なんですかね?!)
これがツーリングとなると、結構な頻度で雨に祟られる自分、いったいなんなんでしょ~www
さて3本目、自分たちのチームは、イワナ書いたように今度は砂地メインに潜るコースを選択!
さっきあんまり撮れなかったドラキュラシュリンプゴビーを粘る!
フラッシュに多少慣れてもらうためにも、穴に引っ込まれてしまう前にいたってことを示す“証拠写真”を残すためにも、遠い位置からでもシャッターを切って徐々に接近!
引っ込めてしまうこともあるけど、ドラキュラシュリンプゴビー、そこいらじゅうにいて1人1ドラキュラ以上に見れるから(常識の範囲で・・・)遠慮せずに寄れる。
砂地っということで、カメラ任せではどうしても白い砂の背景に持っていかれてカメラのAEに明るいと判断されてしまい青被りしがちな環境。
撮影モードをマニュアルに切り替えて、
SS、絞り、ISOにストロボ発光量とストロボ位置・・・
そんないくつかのファクターを変更して試行錯誤しつつ、
そんでもって後ろの砂地にピンが持っていかれていないかをマニュアルフォーカスモードの拡大機能で確認しつつ枚数切って数打って当てる作戦。
機能が多彩で思った設定で取ることが出来て変更もしやすいながら、さらに表示拡大機能が使えたり、ピーキングでピントの山を表示できるあたりが、ライブビューの液晶で見て撮れるミラーレス機(高級コンデジも)の強みですかね~
自分は持ってないですが、レフ機にはレフ機のいいところがあって、実際に水中でもレフ機の人は多々いらっしゃいますし、一概に言えないですがね(^^; シャッターラグとか特にね・・・
まぁ、うん、でもレフ機ノンレフ機戦争・・・ このあたりを突っ込み始めると、ほんとガチに宗教戦争の様相を呈してくるのでほどほどにwww
ただ、大物・群れ好きで且つ激流ポイントが大好物、オラ、わくわくすっゾ!な自分には、フランジバックが短いこととイメージサークルの小ささから、(レフ機よりは)レンズ・ボディーを含めて システムをコンパクトに出来るミラーレス・そしてマイクロフォーザーズは、最悪カラビナでBCにつけて両手フリーに出来るあたりも含め、好きなダイビングスタイルにマッチした選択 だったと思ってます(今のところ)
じっさい激流ダイビングだと、岩を掴んでのほふく前進(水泳)とか、岩にしがみついての根待ちの必要に迫られる場面がありますからね~
ラフにBCにカラビナで引っ掛けられるギリギリのサイズのミラーレス機+ハウジングは安心感があります・・・
以上、激寒、自分カメラ語りでしたwww
まぁ、そんな御託はいいとして、出来る範囲で接近撮影!
ドラキュラシュリンプゴビー、めいいっぱい寄りきることは出来なかったけど、そこそこは撮れたかな~(?)
トリミング拡大すればね、まぁまぁそれっぽい写真やし(^^;
他にも砂地にはオーロラシュリンプゴビー
初めて見た気がする。こっちは臆病じゃない性格なのかはじめっから結構寄らせてくれた(^^) ノートリミングでもこの距離(35mm版換算85mm相当)
個体によってちょっとずつ体色の濃さが違うのも興味深い
砂地を離れてコーナーにいくと相変わらずのツバメウオ。雨が降り出して暗くなったのと砂地で撮ってたSS・絞り・ISOの設定のままやったとで、黒抜きに近いような写真に。でもまぁ暗くてこんな雰囲気っちゃあそうやったかも
コーナーでの大物待ちは今回はほぼせず。遠目にギンガメを見たくらいで移動→安全停止で終了! ハゼ撮影ダイビングもクルーズ中に少しはイイね!
エギジット後、この日でダイビング終了の8日間プランのゲストさん達は器材を洗って一番上のサンデッキに吊るして乾燥。明日のパッキングに向けた準備。
雨が上がって青になった空をバックに、仕事を終えた他のゲストさん達の風に揺れる器材を見ていると、“旅の終わり感”な光景で寂しくなる・・・
・・・ 鬱だ・死のう
自分はまだもう1日あるのに(^^; なんだか物悲しくなってしまってそそくさと下に降りました(>_<)
【 ローカル島 上陸 】
ダイビング後、クルーズ期間中2度目の陸地! 今度は無人島ではなく、ローカルの島へ!
ドーニのVistaに乗ってみんなで上陸です!
ローカルとは言ってもそこは島々からなる国モルディブ、港はあります!
そして普通の島でも南国らしい景色が広がってるあたりも、さすがのモルディブ!
ってか、船に乗りっぱなしの生活なので陸上の景色が物珍しくてしかたないwww
舗装路なんかは無くて、白い砂の道。
イスラム教の国らしくモスクもありました。でも結構モダンな作りで、いわゆるステレオタイプなモスクっぽくは無かったです。まぁ、そもそもそんなに硬く戒律を守る方ではない雰囲気のイスラム圏の国ですしね。
上陸して最初に入ったお土産屋さんの店先にはプリントではない=ちゃんと絵の具で描いてある絵が!
聞けば(ほんまかシランケド)店内のお兄さんが書いてるそう!
けっこういいカンジのクオリティーで、小さければ20ドルぐらいから。
最近、旅行の旅に飾るものを1つ2つ買って帰るのが最近の恒例ななまもの。
せっかくなんでココ、ラスドゥ環礁を上空から書いた絵を1枚、玄関用に!(^^)
店内には他にもお土産があって、見てるだけでも楽しい! 外国に来たって感じで!(旅行初心者並の感想)
お土産屋さんはいくつかあるんで、いろいろ見るのもいいんじゃないですかね~!
あとは地元のスーパーっというより商店!
バラマキ用のお土産を買う&地元のリアルなカンジに触れられるって意味でも、海外・国内にかかわらず旅行の時には行ってみるのが面白いと思ってます!(^^)
小さい環礁が集まって成り立つ島国、モルディブ。
当然、メイド・イン・モルディブなんてものは殆ど無い・・・
でもね、モルディブで買ったんなら、それがリアルなモルディブ!
りっぱにモルディブ土産ってことで、いいんじゃないっすか~(適当)
ってことで、メイド・イン・スリランカの紅茶と、メイド・イン・マレーシアのチョコレートをお買い上げ~~~
あっ!でも紅茶の左横の黒い物体が入った真空パックの商品! これだけはメイド・イン・モルディブ!!
(そのさらに向こうのCamelのたばこは別のローカルの人のお買い物っす、仕分けが適当w)
実はカツオがけっこう獲れるモルディブ。こいつはそのカツオの切り身を乾燥させたもの・・・
って、それ、かつお節!!ですから!
そうほぼほぼカツオ節なんですよね、これ!
ダイビング後のドーニで、切ったココナッツの身と一緒によく出してくれてたんですが、これが結構おいしかったんで、島でお買い上げ!!
柔らかめで、切れてかじれるぐらいの硬さのかつお節ってカンジ!!
メイド・イン・モルディブのお土産にはカツオ節にしよう(提案)
【 モルディビアン・ディナー 】
みんなが揃ってのという意味では、最後のディナーのこの日!
8日組は明日の昼間に下船です。っというより、次の日潜るのは自分を含めてたったの2名(12人中)!!!。
えーーーー?!って感じで、9日組が圧倒的に少数派だったとは知らなかったけど、初モルディブやしそれで行きたかった。
北マーレに戻ってのダイビングにもなるしリピーターさん的には8日でいいって人が多いのかな~ それに1日、日本に帰ってから休めるしね(^^;
そんな最後の晩餐には、ちょっと趣向を変えてのモルディビアン・ディナー!
ローカル料理を食べれる会!
テーブルに並べられた食材。
これを自分で混ぜて作るんですが、ガイドのマウルーフが実演してくれます!
もちろん、ローカル料理らしく右手で混ぜてミックスにする感じで!
実演の後はおのおのが好きなバランスで食材を取り合わせてまぜまぜ! 苦手やったらスプーンででもいいんじゃないっすか~?(適当)
メインの食材になるのは、もちろんのコメに茹でたお魚。ほかは野菜とか。
それをライムと唐辛子などで味付けして完全に混ぜる!
これ、ほんまに唐辛子が辛すぎるんで、ほんと、ひとかけらからスタートでいいとおもいます!!w
そしてゆめゆめ、唐辛子そのものを食べてしまうことなかれ!!
んでもって、混ぜた手で目の周りを掻いてはいけない!(戒め)
やってしまって泣きを見た人間が言うんやから間違いない!www
肝心の味は、魚とライムと唐辛子の効いた味ですわ(直球)
食レポは期待しないでおくんなまし。
あ、ひと言で言えば、美味しかったです! (それはホンマ)
混ぜた後の写真はupするに忍びない見た目なので自粛しますがw
さて、そんなこんなで盛り上がった最後の晩餐!!
潜らない組は明日からは朝早くないけど、潜る組の自分は5時30起床の6時出発でダイビング。やけど、一緒になって夜更かししてからおやすみなさい!
この日の晩は風も強ければ雨も降ったりでコンディションが良くないから、普通に船内の自室のベッドで就寝、終了!
いよいよ明日が、このクルーズのラストDay!
この旅行を目玉にこの半年乗り切ってやってきてたからサミシイけど、存分に楽しみ倒してきてる自信もある! 全部のオプション潜ってるし、星空も堪能してるし!
んなわけで、ラストスパートへ!! つづく~
2017年8月17日
月齢24.7
【Dive15 フィッシュ・ヘッド】
- エントリー 7時00分
- ダイブタイム 53分
- 水温 29.3℃
- 水深 平均/最大 16.7m/27.7m
【Dive16 マディヴァル・コーナー】
- エントリー 10時56分
- ダイブタイム 54分
- 水温 29.0℃
- 水深 平均/最大 16.0m/24.1m
【Dive17 マディヴァル・コーナー】
- エントリー 14時24分
- ダイブタイム 46分
- 水温 29.1℃
- 水深 平均/最大 18.3m/27.6m