CBRと趣味の言い訳部屋

なにかと言い訳と口実を見つけながら趣味と日常を綴るブログです(^^)

八丈島ダイビング旅行記 その3


「働く動機・モチベーションはなにですか?」
 
もし今、就職活動をしたとしてそんなことを聞かれたら、
キレイゴトが言えずあっさりと、
 
「遊ぶ金欲しさです!」
 
っと犯行動機よろしく自白してしまいそう・・・
なまものです。
 

明けまして、おはようございます!のダイビング2日目、旅は4日目の7月9日は日曜日。
 
ダイビング2日目といいながら、ダイビングとして最終日・・・
 
短いけど仕方ないやね・・・
本州に戻って働かないと遊べないんやから(>_<)

だけどね~帰りたくない病を発症してしまう!

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南国の田舎の空気に癒されすぎて・・・
 
 
八丈島・・・
確かに暑いし田舎やけど、周りを海に囲まれてるから本州のような極端な猛暑にはならへんし、田舎といっても飛行機なら50分でしかも八丈―羽田で1日3便、船でも片道10時間とはいえ毎日運航・・・
 
定年後の移住先にアリなんじゃなかろうか・・・
 

帰りたくない病の症状からそんなことを考えながら、歩いてショップへ!
ダイビング最終日!
 
今日も楽しんでいきまっせ!

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【 4・5・6本目 ナズマド 】
全ダイビングをナズマドについやしてるけど、一言でナズマドって言ったって広い!
この日の1本目は、ナズマドにエントリーからのアビス! 水深25メートル付近の砂地にシンジュアナゴが住んでいるポイント!(アビス)

昔、ボートで行くような距離のあるポイントって聞いたことがあった気もするけど、日曜日になったから今日帰りの人も多くてチームの人数は少ないし、エアの消費が少ないメンバーってことで行ってくれたのかも!
ってことで、前回の八丈でも行ったアビスへ遠泳!!www
 
 
いつも通りにエントリーしたら、右の岸沿いをおよぎ浅瀬を越えてずんずんずんずん泳いでいく!
 
途中、ウミガメがいても完ムシ!! ウミガメ3匹ほどを横目に眺めつつ泳ぐ泳ぐ!

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ダイビング経験浅いころorやってない人の体験ダイビングなんかだと、大人気のウミガメ。

やけど、ダイビング本数が増えるにつれ当たり前にいすぎて、
 
「あ~ウミガメね」ってな具合にだんだん扱いがザツになるのは、ダイビングあるある!www
 
っとは言え、絵になるから好きっすよ。
 

少しのうねりと向かい潮へ逆らっての泳ぎ、けーーーっこう疲れる!
 
この日、4本目5本目(この旅の通算本数カウント)をガイドしてくれたのは、自分がライセンスを取った時に教えてくれたイントラさん。
 
女性なのに余裕のあるフィンワークでがんがん進んでいくし、安定した動き。
悲し恥ずかしで、へいぜいを装ってくらい付いていくなまもの。
えぇ、バレてるでしょうね・・・

吐くエアーがあからさま多くなってて、息が上がり気味なのが手に取るように分るでしょうからwww
 
 

エントリーから15分少々泳いでようやく砂地に到着!(ナガカッタ・・・)
 
一気に水深を下げて水面下27メートルの砂地にへばりつく。
 
海底から1メートルぐらいのラインにサーモクラインができていて、着底寸前につめたーーい層へ突入、水温は19℃!
普通なら20℃以下なんてウエットじゃなくてドライスーツの世界やけど、さんざん泳いできた後のタイミング。
向かい潮のなかのフィンキックですっかり暑くなってた体には、むしろヒンヤリで心地いいとすら思える水温!
 
寒がりな自分が、低水温が気持ちいなんて思うとは、アオミノウミウシ見れるよりレアっすよwww
 
で、肝心のシンジュアナゴ
冷水で砂地の巣穴から出てきてないことを危惧しましたが杞憂に終わり!

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サーモクラインの上の暖かい水の層を目指して、これでもかっ!ってぐらいに体を伸ばしてましたわ!
 
このシンジュアナゴ、巣穴で生活してるからここに来ればほぼ確実に見れるっという意味では安定の存在。
ところがどっこい、じゃあその生息場所はってなると、八丈小島八丈島か台湾でぐらいしか見つかっていないっというレアキャラさん!
こんなことからも八丈のポテンシャルがうかがい知れる。
 
 
ちなみに性格は臆病で、這いつくばってゆ~~っくり近づいても危険を察知して巣穴の中に体を引っ込めてしまう。
当然、ストロボ光の有効射距離には程遠く、ストロボを炊いたところで、浮遊するゴミのハレーション+自然光不足の暗い写真に陥るのが関の山・・・
(もっと時間をかけて近づいて、設定も合わせこめば別でしょうが・・・)
 
なので、ここはノーストロボの自然光撮影。
換算85mmの中望遠と、複数回潜水&水深27メートルのDECOとの闘いで限られた時間の中ではこれが限界でした。
ほんとは、もう視界一面にシンジュアナゴが埋め尽くしてて圧巻!(伝われ)
 
 
他の場所ではレアでも八丈では普通種っていえば、こいつも忘れちゃいけないトサヤッコ!
ここ八丈ではふっつーーにそこいらにいる! けど初めて認識した時は、「なんか見たことないヤツがいるっ!」ってテンション上がりましたです!
コイツも雄雌で体色が違ってて、

オス! (派手)

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メス (地味)

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魚の世界でも、男は女の子の気を引くために必死!
でも、トサヤッコ(魚じゃよく有ることですが)、性転換するんでね!(メス→オス)
きっと人間のオスよりも、女性の気持ちがわかってることでしょうwww

シンジュアナゴの庭から水深を上げて引き返すルート。その中で、沖の根待ちポイントに遠征し少しばかりニタリ(オナガザメ)なんかの大物を狙うも不発!

そんでもって2本目(トータル5本目)
「ここはひとつ完全ニタリ狙いで」っとリクエストして、沖だし根待ちのギャンブルダイブ!
 
これまた泳いで泳いで沖の隠れ根に行き、水深20mの根のトップで15分以上根待ち。
着いた瞬間に型のいいカンパチが通り過ぎて行くも、不発(^^;
 
冷たい濁った水と暖かい潮が入り混じる「いかにもニタリが好みそうな雰囲気だった」っとのことでしたが、そうそうおいそれとニタリ君は出てくれませんやね~
 
相変わらず八丈では普通種なユウゼン・ナメモンガラはそこいらにいるけど。

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そして3本目、トータル6本目のラストダイブ!
再び、根待ちを狙うも、キョーーーーーーレツな潮の流れで断念!!
 
ってか、エントリー口に帰ってくるのにも、ものごっつい労力が必要やったほどの激流!

ビル風よろしく潮が集まって流れる場所を逆らう時なんて、全力でこいでも押し戻されそうなほど!
実際、ベテランと言える友達ダイバーは一回押し戻されて“振り出しに戻る”を食らってたしwww
さすがナズマド+大潮!
 
地形が入り組んだナズマド、途中まではまっすぐに上がっていた吐いた泡が、あるラインから急に真横に流れ散り散りに砕かれ、そして ダウンカレントに巻かれて空気の泡のくせに下へ下へと落ち込んでいく光景!!
 
見てる分には「すっごいな~」で面白いけど、今からそこを泳ぐんやと思うと他人事な感想も言ってられんよねwww
 
 
でも複雑な地形のせいで、そのカレントが頭上に流れる谷の下はマーッタク流れてなんかなかったりするもんやから不思議なもんで。

意を決して向かい潮の特にえげつない場所を超えること3度! 今回の6本の中で一番激しいダイビングやった・・・
 
でも風下的に流れを避けられる場所では穏やかに写真も取れて
嬉しかったのはアサヒハナゴイ! 

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ひれを開くと奇麗なイトヒキベラ

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ケサガケベラ(yg)

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ちーっちゃい頃の模様はこんなカンジ!


で、それがもうちょっと大きくなると変わってきてこんなカンジ!
ケサガケベラ(若魚)

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ベラって幼魚・若魚・成魚のオス・メスに加えて婚姻色まであって、まぁ到底覚えられる気なんてせんわねwww
 

そんなことをボヤキながらもういっちょ、ベラでスミツキベラ

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魚以外で、突き刺さったのが、ちーーーーっさい カノコイセエビ

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正面から後ろから、っと何枚も何枚も長時間張り付いて撮影会!w

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こんなサイズのイセエビも初めて! なんだかんだっと今回の八丈島ダイビング旅行も初めて見れたものも、レアものもみれてよかった!
最後はエントリー/エグジットのスロープまわりで群れを見て、

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「これで終わりか~ まだ上がりたくないな~・・・」なんて名残惜しい思いを引きずりながら、ダイビング終了!

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【 最終日 】
明けて7月10日 月曜日
この日はもう帰るだけ。帰りもゆっくり、船で10時間の旅!
この日も海は穏やかやし、天気も上々! ほんまに今回は天気に恵まれてよかった! 日頃の行い!

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底土港から出港!!
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バイバイ八丈島! ビールで乾杯!!

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平日の昼間から、それも海を見ながら風に吹かれて飲む!!
どうよこの贅沢!! 
 
 
そしてどうよ!! 眺める海のこの青さ!!

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八丈島周辺の海の色! 黒潮が離れててもこんな色!! 
あったりまえながら本州とは違うし、他の伊豆諸島とも一味違う! やっぱり今度こそ、黒潮が当たってるタイミングの本気の八丈島に潜りに来なアカンやね!!
 
 
 
後ろ髪を引かれるがごとくの長く伸びる航跡を眺めながら、昼からのビールで再訪を決意しつつ、

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次のダイビングにも思いを馳せる!
 
今年はもう少し潜る予定やし、ビッグイベントも予定してるし!(^^)
 
 
とりま、2017年7月・八丈島 ダイビング旅行記、

これにて、
 
しゅ~~~~りょ~~~~~~~!!
ジャーーーーーン!!

 

 

【4/5/6本目 ナズマド】

  • 2017年7月9日 月齢15 (大潮)
  • エントリー 9:13
  • 水温 19.5℃
  • 水深 平均/最大 12.7m / 26.8m
  • ダイブタイム 53分
 
  • エントリー 11:41
  • 水温 20.3℃
  • 水深 平均/最大 14.5m / 22.7m
  • ダイブタイム 47分
 
  • エントリー 14:42
  • 水温 23.0℃
  • 水深 平均/最大 11.9m / 20.5m
  • ダイブタイム 63分