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CBRと趣味の言い訳部屋

なにかと言い訳と口実を見つけながら趣味と日常を綴るブログです(^^)

DIYでアルマイト処理 やってみよう 実践編

 

さてさて、前回の記事は準備編ってことで、アルマイト処理にあたって撮り揃えたものを書き連ねるだけという内容でしたが、ようやく本番!

アルマイト処理の実践にとりかかりますよ~~~!!(^^)

 

ちなみに水素の発生やら、通電時の刺激臭があったのと、床にこぼすとよろしくない試薬をつかっての反応なので換気のできる浴室での作業をお勧めします(^^;

 

 

①前処理 アルマイトの剥離

これからアルマイト処理をしようってのに、いきなりアルマイト層の剥離とはこれいかに? って話ですね。

ですが、とにかく、まずは剥離です!( `・ω・´)

 

「準備編」で言ってたように、とにかくアルマイト処理のためには通電することが必須です。

なんですが、その結果アルミの表面に作られるアルマイト層ってのは電気を通さない性質。

っで! 材料として買ってきたアルミ線やアルミ電極板、そしてなによりアルマイトを掛けたい対象物は、たいていアルマイトが既に掛けられてる状態にあるんですね~。

 

「これじゃー電気が通らない・・・」

 

ってことで、前処理としてアルマイト層を一度剥離してやる必要があるとです!

 

方法は簡単。いたって簡単!! むちゃカンタン!!

 

パイプユニッシュにどぶ漬け!

(※ アルカリにつき目など要注意!)

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漬け始めても最初は何ら変化なしなんですが、しばらくすると上の写真みたいに、多量の泡が発生し始めます(^^)

こうなったら最初から乗っかっていたアルマイト層(=酸化アルミニウム層)が溶けて無くなったっということ。

 

地金のアルミと水酸化ナトリウムが反応して水素が発生してます。

 

ここまで僅か2~3分。泡が出たら取り出して、水道水でイイんで洗い流しておきましょう!

 

 

電極板・アルミ線を剥離処理したら、今度はステップ!

 

洗ったり、ワイヤーブラシで磨いたり、またまた、サンドペーパーで磨いたりと、ある程度汚れを落としたら、

パイプユニッシュを張ったタッパーに漬けこんで~~

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取り出し!

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・・・

・・・・・・ステップの方だけ、ずいぶんとクログロした色になりましたね~

左のアルマイト剥離したアルミ線と比較するとズイブンな違いです。

 

どうやら、「スマット」なるものが出てきたようです。

 

 

②前処理 スマット除去

っと言うのも、ひとくちにアルミと言ってもJIS○○○○番といくつか規格のようなものがあるようで、一様ではないと。

そして、アルミに添加されている金属によっては、上のように黒っぽい汚れが出るらしい。

 

で? 取り除くには・・・?

ネットであさった範囲では、お手軽にはサンポールが使えるらしいです。

 

ただ、今回は別のトコロでもチョット使いたかったのでこんなものを用意しました。

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スマット除去・ならびに簡易的に被膜を作ってくれる液「スマトリン」

プロケミってとこが販売してて、アマゾンなんかで買えます。

 

その有効成分は?  ↓↓↓

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「硝酸」のようですね。

硝酸は非常に酸化力の強い酸。つまりは、スゴク相手をサビさせる力が強いってこと。

この硝酸の力で、酸化被膜を作ったりスマットを除去させるようです。

 

 

では、さっそくコヤツを使ってスマット除去!!

どぼん!!

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「おおっ!」

チョット分かりにくいんですが、漬けただけでホロホロとスマットが剥がれて行ってるのが分かります。

細かいところもあるんで、ゴム手袋をして歯ブラシで磨きあげ!

 

はい!

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ずいぶんとキレイになったやね~。

さて、簡易被膜を作ってくれる硝酸ですが、とは言え簡易なので、皮膜は強固なものではなく、アルマイトと違い、この時点では通電もします。

 

本格的に被膜形成をしようと思うなら、やはり陽極酸化させないとダメ。

 

ってことで、水道水ですすいだら、いよいよアルマイト処理開始です!(^^)

 

 

 

③ アルマイト処理

 ここまできたら、今度は通電によるアルマイト層の形成!

 

で、ここで、何においても重要な、アルマイト処理を失敗しないためのコツ!

それは、

「通電させるアルミ線と対象物をしっかり密着させるコト」

 

いろんな、DIYアルマイトをされている方も言うように、いかに通電を途切れさせないかが重要です。

っというのも、出来てくるアルマイト層は電気を通しにくい性質なんですね。

で、当然、通電用のアルミ線と対象物のつなぎ目にもアルマイトは出来てくるわけですが、ここの密着が甘いと、間に出来たアルマイト層で通電が出来なくなりジ・エンド、試合終了なわけです。

 

そういうトコロに注意して結線して、対の電極板も用意したら、希硫酸の水槽に漬けこんで通電準備!(^^)

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※ 言うまでもないですが、決してショートなど無いように注意!!

 

 

では、いよいよスタートです!!!!

 

アルマイト処理は、先程来、ちょくちょく書いているように「陽極酸化

つまり、今回の場合ではバッテリーのプラスにステップを、マイナスに対の電極のパンチングメッシュ板を繋ぐわけです。

 

が、このスタート時にはいったん30秒ていど、逆に、マイナスにステップを、プラスにパンチングメッシュを繋いで通電させます!

そうすると・・・? 

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「グワッ」と勢いよくステップを電極に泡が生じます!

ま、これで、落ち切らなかった汚れやらを落としてやろうっていうことです。

 

それがすんだら、いよいよ正しい向きに(プラスをアルマイトを掛ける対象物に)繋ぎ直して、アルマイト処理開始!

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結構これ、強烈な刺激臭が立ち込めてきます。換気扇付けててもテンでダメなぐらい・・・

保冷剤を突っ込んだら、体にヤバそうなので、おとなしく浴室外に退避!!! 

ときどき様子を伺いながら、30分間通電、酸化アルミニウムで出来たアルマイト層が成長してくれるのを待ちましょう。

 

 

④封孔処理

 さて、30分の通電が終ったら、いよいよ最後、封孔処理です!

こやつは読んで字のごとく、あな(孔)を閉じる(封)処理。

 

出来あがったアルマイト、それを断面で見ると、地金から垂直方向に酸化アルミニウムの層が伸びた状態らしいのですが、そこには無数の小さな小さな竪穴が開いているそうです。

この穴を塞いでやるのが封孔処理になるわけです。

 

ちなみに、塗料を溶かした液に封孔処理前のパーツを漬けこんで、塞ぐ前の穴に色素を取り込ませれば、「着色アルマイト」にすることが出来るようです。

 

今回は、パスしましたが(^^;

 

 

では、その封孔処理、どうやるの?って話ですが、これはエラク簡単!

「お鍋でことこと煮込むだけ」です(笑)

 

こうすることで、酸化アルミの層に開いた穴が塞がれるらしいです。

 

世の中的には酢酸ニッケルを溶かした液で煮るという方法も(アルマイトキットなんかでは)メジャーなようですが、ただ煮るだけでも十分とのこと。

アルマイトを業務にしている会社のHPにも書いてあったんで、まぁ、間違いないでしょう!

ただし、pHが高いと表面が荒れたりすることが有るようです。

その会社のHP曰く、pHは5.5~6.5が適しているらしいです。

 

今回は、精製水煮沸での封孔処理。

で、完成!

 

 

 

 

ついでに、サイレンサーステーもかなり腐食が進んでたんで、処理しちゃいました!

 

取り外してきたサイレンサーステー (キチャナイ・・・)

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サンドペーパーで磨いて下地作り。

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パイプユニッシュで剥離処理!

サイレンサーステーは材質が少し違うのか、黒いスマットは出て来ず・・・

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針金でつり下げて~の、

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アルマイト処理!!(陽極酸化

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取り出して洗浄!(なんか黒い斑点が出来た・・・ まぁいいやw)

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最後の封孔処理(ことこと煮込み料理w) キッチンキタナイ・・・www

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完成披露!

ってなわけで、完成披露の図!

Before・・・

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・・・

 

・・・・・・・

 

After!

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・・・いや、キレイにはなったんだ・・・

 

なったんやけど、なにが致命的って・・・

 

「カラーアルマイトにしなかったから、ブログ的にはなんら見栄えはしない!」

 

ってところ・・・ (´・ω・`)

 

まぁ、テスターで測っても断線をしめす「OL」が出てる。

通電しなくなってるっということは、アルマイト層がのったってコトで、成功なわけですがね、

ちょっと見栄えのしない結果www (´Д` )

 

ま、ヨシとしましょ!

 

 

というコトで、ブレーキ・ステップを戻しましたよの図!

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太陽に当たってると、わりとキレイに見える・・・

 

 今回はステップそのものやチェンジ・ブレーキペダルはそのままで、サンドペーパーで磨いただけ。

今後の変化にでも注意しときましょ・・・

 

 

最後に

今回のアルマイト処理、アルミの表面を侵食したり肥大させたりする薬品・手法をとっているんで、精密なクリアランスが必要な部分や、表面処理がなされている部分にはやってはいけないだろうなと思います。

ブレーキとかキャブとかね。

 

アルミ以外の異種金属の箇所が混在するパーツもダメ・もしくは何らかの対策が必要だと思います。

今回の場合、シフトペダルやチェンジペダルがそうでしたが、銅っぽい金属?が圧入されていたり、ステンレスの部分がかしめて付けてある状況だったのですが、これらの金属が、水酸化ナトリウムや希硫酸・硝酸にやられて、ダメになる可能性は高いと思われます。

アルミ以外の素材は無いか要注意ですね。

 

あと、この記事に限ったことではないですが、やるとしても自己責任でお願いしますね!