モルディブ・ダイビング4日目 アイランドサファリ・ロイヤル クルーズ旅行記 その6
ダイビング旅行も後半戦の8月16日! 昨日の晩は風が強かったのもあって、ひさびさに船内の部屋のベッドで寝て6時起床。2日間、船の一番上のサンデッキでマットを敷いてねるってのをやってたから新鮮w
そうでなくとも毎晩遅くまでダイニングで他のクルーズメンバーと談笑してるし、後半にも入るし、そろそろよく寝て体力回復せねばってってことで!(^^)
【Dive11 Moofushi Gaa(ムーフシ・ガア/アリ環礁)】
この日の1本目、クルーズ通算11本目はアリ環礁内の「ムーフシ・ガア」っというポイント。マンタのクリーニングステーションになってるってことで、昨日はいっぱい出たらしい!
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うん、期待するとダメなことが多いから話半分に聞いておこう・・・(^^;
エントリーするとカレントは外洋から内向きのinの潮で結構強め! 今日は自分のチームは一周まわって的場さんガイド、はじめ大きく外洋に漕ぎ出して大物サーチ。
水深20mの中層を泳いでドロップオフに行く。その中層20mよりもさらに15mぐらい下に海底があって、その海底が途切れる場所がドロップオフ。
ズドーーーンと落ちて行ってて、まーーーったく底が見えないほどの断崖絶壁のドロップオフ!
ここまで急激なドロップオフは久々に見たかもってほど! 思わず「スゲー・・・」っとレギュを咥えながらつぶやいてしまうほど。
向かい潮のなかで逆らってサーチかけるも遠目にイソマグロ・グレイリーフをみたぐらい。相変わらずイエローバックフュージュラーは群れててキレイやし、潮当たりのいい外洋の雰囲気。
透明度はいいしカレントも強いっと何かが起こりそう感はあるも・・・静かw
マンタのクリーニングステーションの根に到着。一段と潮当たりが強くなってカレントフックを出すか迷うほど。
ヨスジフエダイとか
ヒメフエフキなんかがわっちゃり群れててほかにもたくさんの魚。
ヒメフエフキは上の写真みたいに根の上でカレントから身を隠して休んでたり、
かと思えば下の写真みたいに中層に浮いて流れに逆らってホバリングしてたりと行動がまちまちで面白い。
そんな感じでこのポイント、カレントと出そうな雰囲気、魚影の濃さはかなりのもの!
エギジット後、ガイド的場さんも「マンタポイントっと聞かされてなければ、魚影もあっていいポイントですよね~」って言ってたwww
確かにね~ マンタって聞かされてるから変にハードルは上がってる(^^; たしかに潮も当たってすぐそこがとんでもない深さのドロップオフを伴う外洋・・・ これはポテンシャルはありそう・・・
ただ・・・出なかったな~w
【Dive12 Moofushi Gaa(ムーフシ・ガア/アリ環礁)】
朝ごはんを食べて休んだら、今日の朝イチと同じポイントでもう一本!
こんどこそ!で、再度のマンタ狙い!
さっきが外してるし、正直「どうかな~」っとも感じたけど、何度も言うように大物狙いの博打ダイビングはやってみないことにはアタリもない! こんどこそアタルことに賭けてエントリー!
エントリー前、さっきより(さっきもなかなかの流れやったけど)流れてるとのカレントチェックの結果。
入ってみて最初の中層は「そんなに流れてるか?!」 っていう感じやったけどイヤイヤほんとでした!(^^;
根に近づくと確かに流れは強い。
中層のドロップオフ沿いを流しながら根に向かう。途中サメ系が通過するけど、今回の狙いは君たちじゃないんだよ ホワイトチップ 君www
なんて思ってると、ガイドさん、リーフ側のやや上を差して指示棒で「カンカン!」っと大物出たよ合図!
「来たかっ?」そっちに目をやってみると?
待ってましたのマンタ登場!!
遠目のドロップオフと反対側から2匹のマンタが優雅泳いでくる!(^^)
一般通過 マンタ ニキ Get!
いや~ついに当てたね~!
ただ・・・ちょっと遠かった (>_<)
マンタは自分たちを少し避けるように進路を取って沖へ。
「欲を言えばもっと近くで見たかったな~」なんて思いながらドロップオフ沿いを泳いでクリーニングステーション方向へ。
途中やっぱりカレントが強い!
それを如実に表すように、流れの強い場所を好む アカモンガラ が、夕暮れの駅前の鳥の群れか?!ってほどの群れ。
スゴイ数じゃないですか?w
アカモンガラの群れを左の横目に見つつ、カレントに逆らってクリーニングステーションへ!
ちょいと疲れる逆潮を乗り越えてクリーニングステーションへ到着。
こっちはさっきよりもさらに強烈なカレント!!! はたしてマンタ来るか?!
近づいていくとクリーニングステーションの根には、先に入ったチームがすでに到着済み。
そんでもって!!!!
マンタ!出てますやん!!
しかも近い近い!!
というより、わざとダイバーの吐いた泡に当たりに来てる!
寄生虫を取ってくれるクリーニングフィッシュ目当てにやってくるマンタ。ダイバーの吐いた泡も利用して寄生虫を取ってるよう。ときどき体をブルッとさせながらホバリング中!
適度な場所に陣取ってみてると、マンタの進路がこっちにロックオン!! (^^)
「こっちに来てーーー!」 願ってると、その進路のままこっちに!!
キタ、キタ! キタ!!
ってかいや!ちかいちかい! 吐いた泡当たるどころか、ワイドコンバージョンレンズですら画角に入りきらない!!!
普通マンタのダイビングの場合、「吐いた泡をマンタに当てないように気を付けましょ~」なんて言われるもんなんやけど、向こうから当たりに来てホバリングするもんやから、こりゃ仕方ないwww
あまりに近いんで動画も少し!! 22秒程度の動画やけど、近さは伝わるハズ?・・・伝われ
マンタ大接近! モルディブ ムーフシ・ガア マンタダイビング
クリーニング マンタ ニキ、絶賛サービスタイム中!
かなり長い時間楽しませてくれるし、ダイビング人生で一番マンタが近かった!!!
過ぎて行っても何回も来てくれるし!
ほんと、頭上にも何回も来てくれて、シャッターチャンス大解放中!!
運よく太陽が入る構図の場所にも来てくれたり!(^^)
しかし、こうも近いと、自分みたいな「なんちゃってワイド」のワイドコンバージョンレンズ仕様じゃなく、割り切って漢の魚眼仕様な人たちが羨ましい!
ガイドさんが少し移動し始めて自分もそっちに行きたいっと思っても、頭の上にマンタいるから移動できないよ!っていう嬉しすぎる悩み発生!
たまらん!
これやから博打・大物ダイビングは!(ギャンブル脳)
めいいっぱい楽しんで、全員お腹いっぱい見れて!
これまた間違いなく「今回のクルーズのハイライトになるようなダイビング」でした!
【Dive13 Maalhos Thila(マーロス・ティラ/アリ環礁)】
この日の3本目! 同じアリ環礁内を少し移動した先の隠れ根ポイント。
エントリー前のカレントチェック、はい、控えめに言っても「けっこう流れてる」らしいっす。
うんそうね! 入ってすぐわかる強烈な流れ!! つおい!
今回のクルーズでの さいつよ!
オーバーハングの内側だと流れは当たってないけど、ちょっとでもそこから表に出たら流れがハンパない! 吐いた泡なんかチリジリに砕け散ってる。
自分とか、人が吐いた泡の散り方、カレントから身を隠してる種類の魚の位置なんかを見ながら、ちょい慎重に移動!
一方でオーバーハング内は打って変わっての穏やかさで、確かに言われてた通りソフトコーラルがキレイ!(^^)
外は外でコーラル系が元気!
オーバーハングの中の見どころはソフトコーラルだけでなくて、身を寄せ合うかの如くごっちゃり群れる ヨスジフエダイ も異様なカンジながら、群れ感が( ・∀・)イイ!!
どうやらこいつらヨスジフエダイのいるところを目印にするとそのあたりは穏やかな無風状態っぽい。
しかしほんまスゴイ数で、下の写真でも奥までヨスジフエダイが埋め尽くしてるんやからモルディブってスゴイ!
逆に流れに乗って流れてくるエサを食べようとして必死な キンギョハナダイ がかたまってるとこは、潮当たりが激しい場所。
写真で見ても、みんながみんな流れに逆らって上手に向かってるますね~
しかし・・・その後ろで流れてるダイバーが吐いた泡の流れ方がね、カレントの強さを物語ってる。
避けながら縫うように泳いでいく。
しかしまぁ、ソフトコーラルの優雅な水中景観とは裏腹なコンディションですこと!
息も上がるし深度もあってエアの消費がはやい!
普通より早いエギジットになった(^^;
ここまでのブン流れだときついけど、やっぱり群れはいるし透明度もいいから、いいポイントかな!
これでこの日は3本終了!
船に上ったら休憩・おやつタイム! そして18時30分の夕ご飯までフリー。しゃべったりカメラのメンテ・充電をしたりでまったりタイム。
ここで1本、プシュっといきたいところやけど、今日はガマン!
このあとマンタが出るナイトダイビングの予定やからグッと堪える!
【Dive14 Fesdhoo Lagoon(フェスドゥ・ラグーン/アリ環礁)】
このクルーズで2回目のオプションのナイトダイビング! 日が沈み始めるころから母船の後ろにライトをつけて投光! プランクトンを集めて、そんでもってそれを捕食しにやってくるマンタをみるナイトダイビング!
「マンタ来るかな~」そんな会話をしながら、そわそわの夕ご飯タイム(^^;
ほどなくしてガイドさん
「今、マンタが後ろに来はじめました。
なので、ゆっくり食べててください (矛盾)」
「ん? ゆっくりなのか?www」 なんてみんなツッコミつつ、マンタが定着するまでしばし待機!
気になったんで後ろの海を見に行ってみると、水面までマンタが出て来てグルグルしてる! ライトの光に集まったプランクトンを、水中で宙返りしながら捕食するマンタ食事光景!(ライトが無い天然の状況でもする)
とりあえず、急いでそんな様子を撮影!(5秒ぐらいの動画やけど)
しばらく母船の後ろのデッキのところでグルグルしてくれるマンタ様
「来てる来てる!」ガゼン盛り上がってきてテンションの上がり始める船内!
ご飯も終わらせ、着替えてダイビングの準備にとりかかる!
ってみんなほぼ準備を終えたのに、突如いなくなるマンタ・・・ あれ? ちょっと萎え~な船内・・・
しばらく待機・・・ グルクマみたいな魚はいっぱい来るも、肝心のマンタが見えない・・・
このまま不発で中止かな~なんてよぎり始めた15分後ぐらい!
マンタ様、再びの降臨!
いや水中から上がってきてるから降臨ではない?! そんなこたぁいいから、これで準備・状況は整った! いざ、ナイトマンタへ!Go!
母船に横付けしたドーニにいったん移って器材を背負ったら、そのままドーニの後ろからエントリー。水底へ!
着底から3秒後、いきなりのマンタ登場!! ってカメラも起動し終わってないんですけど!www 幸先いいやね!!
そのあとしばらく同じ個体の2匹が前後連なって電車状態で回遊! ほんとにカメラぎりぎりを通過していく! (動画時間 47秒間)
ナイトダイビングでマンタ大接近! モルディブ・フェスドゥ・ラグーン No.1
ただ偏りがあって、明るくてプランクトンが多く集まってる水中ライトのところに行きがちな傾向があるみたい! そして、同じルーメンでも演色度がいい太陽光に近いLEDにプランクトンが集まりやすいらしい。RG Blue 最強説か・・・
じっさい的場さんのライトのところにはプランクトンが多く集まってて、マンタも何回も大接近してたし!
いいライトを持っていない人は、いいライトの人の隣でおこぼれに預かりましょうw(提案)
そんなに高級なライトは持ってない自分、それでも、マンタさん大接近!! ワイドコンバージョンレンズでは収まりきらないほど!
エントリーして早々のフィーバータイム!「こいつはズゲエ!!」
マンタが通過した時なんか水が動くの感じるぐらいやし、モルディブのすごさを文字通り肌で感じられる!!!
でもその後、始めにいた2匹はいなくなって、10分ほどなにも起きない時間が・・・ アジばっかりが泳いでる・・・
終わった?(>_<)
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な~んて思ってたら、さっきとは違う、もっともっと大きい個体が登場!! 同じ場所で宙返りをするぐるぐるマンタも始めたし、再びの確変タイム到来!!
みんなで輪になるように着底してるから、その輪の中をまわってくれるし、サービス満点!!(動画 17秒間ぐらい)
モルディブ ナイトダイビング・マンタ、フェスドゥ・ラグーン No.2
これまたワイドコンバージョンで収まりきらない距離感! っというよりそれどころかカメラに触れて通っていってくれるほどやし!
昼間の「ダイビング人生のマンタ最接近記録」を次のダイビングであっさり更新www すげーわ!
「せっかくなんでその近さを!」っと思って隣のダイバーさんとマンタの2ショット!
いや!! 近すぎるでしょ!!!www
ストロボの光で出来た影がマンタに写り込んでるぐらいっすよ!!
ぞんぶんに楽しんで(砂地でハレーションは酷かったけど)写真も動画もとって、たっぷり潜ってエギジット!
安全停止に向けて水深を上げて行ってる途中でも、母船本体のライトについて回ってるぐるぐるマンタを最後まで見れてたし、間違いなく今回のクルーズのハイライトになるダイビングのひとつやった!
ってもう、モルディブ、ハイライト候補のダイビングが多くて決められんわ!!w (>_<) さすがクルーズって感じの密度の濃さ!
ってことで1日4本だったダイビングとしての4日目、終了! ダイビングはあと2日間!
2017年8月16日
月齢23.7
【Dive11 ムーフシ・ガア】
- エントリー 7時52分
- ダイブタイム 51分
- 水温 29.3℃
- 水深 平均/最大 15.7m/24.6m
【Dive12 ムーフシ・ガア】
- エントリー 10時32分
- ダイブタイム 48分
- 水温 29.0℃
- 水深 平均/最大 17.0m/25.3m
【Dive13 マーロス・ティラ】
- エントリー 14時30分
- ダイブタイム 39分
- 水温 27.1℃
- 水深 平均/最大 17.9m/30.7m
【Dive14 フェスドゥ・ラグーン】
- エントリー 19時36分
- ダイブタイム 57分
- 水温 29.2℃
- 水深 平均/最大 13.9m/16.3m