モルディブ ダイブクルーズ旅行記 その1 移動編
なまもの的、2017年ダイビングプランの目玉イベント!
待ちに待った!! ほんとに待ちに待ったこの旅行!
ライセンスを取ったのは15年前、ダイビングというものを始めたからには一度は行ってみたかった場所のひとつ!
それは?! そう、モルディブ!!
インド洋の宝石! 26の環礁からなる島国、南国、モルディブ!!
そのモルディブへ、8泊9日、今シーズンの最長・最大のダイビング旅行として行ってきました!!
行くと決めて予約を取ったのは半年前!
ここまで、長かった!
ブラック上司に耐えきり、4月に移動・転勤での引っ越し。慣れん職場と仕事と立ち仕事。ようやく漕ぎつけたこの夏休み! 存分に楽しんできました!
今回からしばらくは、そんな2017年 夏! モルディブダイビング旅行記を続けていきます!
【基本情報】
ところでモルディブってどこでどんな国よ?! って方も多いんじゃないですかねってことで、基本情報!
モルディブ共和国 (Republic of Maldives)
26の環礁(定義によっては25)からなるインドの南西、赤道を挟んで北緯7度6分30秒から南緯0度42分30秒まで、全長868キロにわたって広がる島国。
その26の環礁は約1,200の島で構成されてます(^^) うち200が有人島。
人口は40.7万人、面積は東京23区の約半分の298平方km、首都マーレ。
っと南北に長くて、小さい国。
その環礁は21の行政区に分けられてます。
ちなみに環礁は英語でAtoll(アトール)。
これモルディブの言語、ディベヒ語の「atholu」に由来していてモルディブ語から唯一英語の辞書に採用された言葉。
時差は日本との時差は4時間(遅れ)。そんなに時差に苦しむこともないかな。
宗教は国教としてイスラム教。なので、リゾートホテルとかクルーズ船以外ではお酒は売ってません! あと、豚肉はNG。
通過はモルディブ・ルフィアで、この記事を書いている時点で、1Rf=7.07JPY(2017/08/29)
でも、リゾート旅で行ったら基本は米ドルしか使わないかと。実際、ローカルの島でのお土産買う時も、Rfとドルの両方が使えました。
っというより、リゾートホテルの場合、ドル清算のことが多いんじゃないですかね。
あと、電源は(エレクトリカル・アウトレット)BFタイプ の220~240V
(少なくとも今回のクルーズ船、アイランドサファリでは。)
【ダイブクルーズ】
で、今回の旅はリゾートステイではなく、ダイブクルーズ・スタイル! モルディブではダイブサファリっと呼ばれるかな?
船に乗ったまま、寝るのもご飯を食べるのも移動するのも船の上! 期間中ずっと船で過ごしながら1日潜り倒すスタイルのダイビング天国!
たくさんの環礁からなるモルディブ、その島々のいくつかをまわる、クルージング!
ダイブクルーズはいままでも何度か行ったことあるので、その良さはよくわかりますが、起きてそのまま潜れる移動の無いスタイル! 一日が終わればそのまま海を見ながらまったりのビールタイム! とにかくラクチン!
そんな今回のクルーズ船は「アイランドサファリ・ロイヤル」 モルディブクルーズでは老舗っちゃ老舗、言わずと知れた名の船っすね!
ちなみに客室定員22人。客室数10室。
太陽の当たるサンデッキ、スイートと操舵室のあるアッパーデッキ、ダイニングとリビングのあるメインデッキ、客室とかがあるロワデッキ。
どんなダイビング旅行になるか?
楽しみに胸を躍らせながら当日を迎えました!
【移動編】
ってわけで今回はタイトル通り移動編!
埼玉に転勤したから成田も遠くなったけど、初めて乗る京成スカイライナーにプチ・テンションが上がりつつ成田へ。
さすが盆休み・夏休み。日暮里に着いた時にはまだあった先発の便の残席も出発前には完売。 前日、というより当日の日付が変わってから、急に思い出せて予約を取っておいてよかった・・・(^^;
なんのトラブルもなく成田に。スリランカ航空なので成田の第2ターミナル。
JALマイラーなんでJALマイルの貯められるワンワールドアライアンスメンバーであることがちょいウレシイ (^^)
今回のルートは
ちなみにスリランカとマーレで30分の時差っす。
預け荷物(Check in Baggage)の重量制限は30キロ(エコノミー・国際線)
でも、別梱包にすればダイビング器材は32キロまでオッケー!
まぁ、当日の行きの電車の中で気づいたんですがね~(池沼)
苦悩してパッキングした昨日はなんだった?!www (←旅行案内は事前に読みましょう・・・)
さて成田について、チェックイン。・・・背中に背負っていたカメラの水中ハウジングを入れたリュックの重さまでチェックされました。
ここまで調べられたのは初めて。
ただ、制限の7キロに対し、少しオーバーしてたことに関してはスルーでしたが(^^;
そしてなぜか、帰りの便ではチェックされませんでしたがね。
荷物は最終目的地、モルディブ・マーレでのピックアップでOKとのこと。
ちなみにスリランカ航空(そして他の航空会社でも大体はそうでしょうが)、ノートパソコン、小型本1冊、オーバーコート1着、毛布1枚、小型カメラ1台などは別カウントで持ち込み可能らしい。 重量制限と付き合うためにはこのへんを上手に使う必要がありそうです。
チェックインを済ませたら、ヒマだったんで出発カウンターのロビーにある各銀行の両替レートを見て回ってみる。
この日のドル価格は1$=¥109.12。
結果、
空港内で両替しても1万円で1ドル程度の差なので、気にしすぎる必要もないぐらいか・・・ でも銀行によってちょいちょい違うレートなんだということを、今更ながら発見。
自分は用が無かったので両替してませんがwww
出国前には、個人的な恒例行事、和食系を食べていざ出発!
どうしても日本を発つ前に米を食べておきたい & いい旅へのおまじない!
まずは経由地 コロンボ行き。
出発時刻を確認すると・・・?
出発時刻がAM11:20から 11:10へと10分繰り上がってますね~
遅れる側ではなく早まる側への変更。
あんまり体験したこと無い。
ってわけでちょっと繰り上がりで搭乗。
出発時間が込み合ってる時間帯だったので、微妙に早く出て回避しようとしたんでしょうか?
ただまぁ、結局、ゲートを離れたのは定刻11:20で、混みあってしまったのかずいぶん時間がかかってからの離陸でした。
エアバスの機体でけっこうキレイなカンジ。
パーソナルモニターも結構大きくて、日本語音声で映画も見れるし、
USB給電も可能!
自分の席のUSBは、壊れてたのか使えませんでした!
ついでにイヤホンも端子が不良で、片耳からしか聞こえず!
幸先悪し・・・
ちなみにスリランカ航空、離陸からけっこう時間が経ってから、ようやくにしてヘッドフォンが配られるというオアズケ仕様。
はやく映画を見たいなら、イヤホン持ち込み推奨っす!
ついでに言えば、前評判通り機内はメッチャ寒い!!(暖房ケチりすぎ?!)
今回同じクルーズだった方なんてフリース着たって言ってましたし、自分も帰りはジーパンの上からジャージ履きました・・・
暖かい服の持ち込み、はげしく推奨!!!
そんな寒い機内での移動はおよそ9時間。 長いのを知ってたんで通路側の席を予約しておいてもらいました。おかげで気を使うことは無くてトイレも気にせずで、それは良かった。
機内食は2回!
まぁ・・・
味は、ありがちな機内食ですw 良くも無いけど悪くもないよ・・・
行きは昼間の移動、何本か映画を見て寝ることなく移動。9時間は長く感じ始める時間ですな~
【コロンボ空港 乗り継ぎ】
11時に日本を発って9時間のフライト、ただ、時差の関係で現地時刻17時ぐらいにスリランカのコロンボの空港に到着。
天気は曇り。
飛行機を出たらトランジットの看板を見ながら移動!
周りを見ていると、ほとんどの人は到着出口方面へ。スリランカの観光本を持っている人も多かったです。自分はモルディブにばっかり目が行っていたからアレですが、スリランカも世界遺産シーギリヤがあるし、けっこう観光目的の人も多いんですね~
途中で搭乗券のチェックを受けて、1フロア下の乗り換え口、セキュリティーゲート前まで到着。
搭乗までまだ1時間以上あるのにBoardingになってます。が、多少無視して上のフロアの探索!
そこそこ広い空港内。
食べ物でいえばピザ・ハットとかバーガーキング、
喫茶店、あとレストランに軽食のワゴンと多少時間をつぶしながら食べられるものはありそう。
お土産ものでいえば、やっぱりスリランカ、セイロンティーとかの紅茶・ブラックティーのお店がいくつか。
現地っぽいお土産(でも買いたいとは思わないお土産w)
仏教国らしく、ブッタ関連の仏教関連のお店なんかも。
でも日本のお寺のイメージとは違ってめっちゃカラフルで派手派手しいところが異国情緒?!
他にはスパ用品とか宝石関連のお店、よくある家電とかの免税店ってとこですか・・・
ひとしきり空港観光をしたら、安全マージンを取りすぎなぐらい早くゲートを通過。案の定、Boardingなんて表示しておきながらまーーーーったくもって搭乗開始なんてしちゃいない!www まぁ予想通りではあるんですがね~
「なんで乗れないんだ! だったら外に出させろ!」
「できません」
「なんでやねん!」
って感じで、中国人がスリランカ航空の職員に詰め寄ってましたが・・・(テキトー翻訳)
空港Wi-Fiで時間をつぶしつつ時間を待ったらバスに乗って搭乗。日が暮れはじめてました。
こっちのコロンボ ~ マーレ 間でもやっぱりヘッドホンは配られるのが遅い。そもそも1.5時間ぐらいのフライトなんで、映画を見きるほどの時間は無いですがね。
ほんの軽い食べ物が出ました。
んで??!! いよいよ降下! モルディブ入り!!
【モルディブ マーレ入り そしてついに乗船!】
はい!!! 到着!!! 憧れた 南国 モルディブ!
タラップを降り、歩いて空港棟へ! すっかり日も暮れて真っ暗、現地時間は20時ほど。
暖かくて湿度が高くて、「南国に来た!」って感触を肌で感じる!
入国審査に荷物のピックアップを済ませて、ゲートから外へ!
今回は旅行会社を通じての旅。 (アイランドサファリロイヤルに乗るためには、ワールドツアープランナーズを必ず通しての必要あり。※航空券の自己手配もOK)
なので、お迎えの人に連れられて集合場所へ。 このへん流石にツアーはラクですな。
ここはまだ空港の建物内 ↓ その奥、暗く見えているところ、そこはもう港。海なんです! さすが Atoll で出来た国、モルディブ!
ここの奥ね! 海! 空港の出口 → 即 インド洋! イイ!
ツアーはスリランカ航空組とシンガポール航空組に分かれてモルディブ入り。SQ組の到着にはまだ時間があるんで、自分たちは先にクルーズ船へ移動。
空港の建物を出て外へ。
横断歩道を一つ渡ってのすぐの道路、この街灯のついている歩道の左手はもう海。
夜の海には送迎に来てる船がたくさん詰めてます。↓
自分たちも送迎のドーニに乗りこんで、クルーズ船へ!
ちなみにこのドーニが母船からダイビングのポイントへの移動に使う船。ダイビング器材を置いておくのも、タンクチャージもこっちの船で。
母船までの移動途中で、ダイビングに必要な器材をパッキングから取り出してドーニのカゴに。明日からのダイビングに備えます!
ドーニで移動すること10数分!
これから1週間お世話になるアイランドサファリ・ロイヤルが見えてきました!
ナガカッタような海外にしては近かったような・・・ まぁ普通っちゃ普通?! でも行きたかったモルディブでのダイビングクルーズにいよいよ到着です!
Island Safari -2 こと アイランドサファリ・ロイヤル!
ドーニで右舷に着けて、ほんとにいよいよ!
モルディブ・ダイブクルーズの第一歩!!
必要な書類を書いて相部屋へ。
たどり着いたっという感じ! 明日からのダイビングに備えて、カメラをハウジングにセットしたりなんなりしてから、就寝!
明日からのダイビング旅行が楽しみでしかたない!!
そんなわけで、
Have a nice trip ! 移動編はここで終了!
次回からは、いよいよダイビング編! (upはいつになる?www)
→ アイランドサファリ・ ロイヤルの紹介編になりました!
ではでは!
2017年8月 宮古島ダイビング旅行記
いかがお過ごしですか?
【陸上編】
8月4日の金曜日! 有休を取って羽田―那覇の始発便で那覇入り。
大勝利っしょ?!これ!(^○^)
そのまま観光に出かけても、この快晴! この海の青さ! 強い日差し!!
完全に勝ち組!(確信)
奇麗すぎる景色が心に刺さりっぱなし! 特にこの伊良部大橋! ごく2~3年前に開通したばかりの宮古島と隣の伊良部島を結ぶ絶景ロード!
ロクダボも乗るようになってから、やたらとツーリングの雨率が高い自分ですが(雨やとわかってても確信犯で出かけることも多いですが・・・)、不思議とダイビング旅行では天候に恵まれることがほとんど! 今回も台風にヤラレルかと思いきや回避! 風と波が強くて潜れるポイントに制限が出たものの、御の字も御の字! それどころか、勝利と言ってもいいんじゃない!
特にこの橋はキレイで走って良しなら、たもとに降りて近くから見ても良し! ↓
離れた展望台から眺めても良し!↓
ホンマに水がクリアで青くて見てるだけで癒される! 初っ端から来てよかったと感じまくり。
そのまま走って伊良部島とほぼ地続きの下地島へ。 ここの下地空港、少し前まではジェット機の訓練飛行場として使われてて有名やったけど、今は練習飛行は無くなってしまってそれがかなりザンネン! プロペラ機はまだ飛んでましたが・・・
でもそれを補って余りあるのがその近くの海の景色!
今回みたビーチの中で一番きれいな景色やったかも!!(^^) 泳いでおけばよかったと少し心残りなほど! ここ、着替え場所もシャワーも無いし、上げ潮の時には写真で見えてるビーチも消滅しそうな予感がしないでもないけどwww
それにそもそも泳いでいいのかも知らんけどな! でも泳いでる人もいたし、せっかくなんでその人たちをアクセントにもらいながら写真を1枚! エメラルドグリーンが眩しい!
そのまま島をまわってダイビングポイントとしても有名な「通り池」
ここは地下で海と繋がっていて、海からエントリーしてこっちの池に顔を出せるってことで宮古でも有名な場所。 今回の旅の期間中は西風が強くて、ここ通り池をはじめ、ガウディー、魔王の宮殿っといった島の西側の有名地形ポイントに行けんかったのは残念・・・(^^; 次回のお楽しみ。
こっちはこじんまりしたサイズ感が魅力な砂山ビーチ(宮古の本島)
けっこうな斜度の砂の坂を下りて行ったさきにあるビーチでビーチパラソルも絵になる!
風が強くて泳げんかったけど、遠浅すぎなさそうでいい!
今回は風の事もあって宮古の東海岸・新城海岸(アラグスク)でしか泳がんかったけど、今度行くときはこのあたりもイイかも!(^^)
宮古は特にこれといった観光はあるようには思わんけど(海中展望台とか? ダイバー的には興味は惹かれない・・・)、自然があればそれで充分!! あとはビーチだけじゃなくてマングローブ林の遊歩道。
トントンミー(ムツゴロウ的な魚)とか赤いカニがたっくさんおった・・・
んでもって、あと旅の楽しみっちゃぁ食事!!
モットーは「いいものを少しだけ」
高めの方の宮古牛を、いただきます!!
ドラゴンフルーツもよかったし島料理も牛も外れ無し!
想像以上に広かった会場にビックリ( ゚Д゚)! そして想像以上の人の入りにこれまたビックリ!!Σ(゚Д゚)
ほどなくしてこの日のメインイベントってことの「ディアマンテス」のライブがスタート!
まったく知らん・・・(;´・ω・)
ってのも、それこそこのフェストの冠、オリオンビールのCM=ディアマンテスってぐらいの存在らしく、確かに会場は大盛り上がり!!
なーんて思ってるうちに、我慢できなくなり、後半は立ち見の群衆に混じって一緒になって踊りーのコール&レスポンスしてました!!www まったく知らんかったし初見やったのに!(^^;
【ダイビング編】
でもって?! 肝心のダイビングは?!
ってことですがね、風もあったしうねりも入ってたんで、100点満点っとはいかないものの、そこは流石の南国!
海が青い!
アカヒメジとノコギリダイの群れだったり
定番ちゃそうやけどやっぱりついつい撮りたくなるクマノミ
恒例、幼魚シリーズでは今回はアカククリ
でもでも宮古といえば、やっぱり地形ダイビング! ガウディ―・魔王の宮殿・通り池っが有名やけど、島(伊良部島)の東側にも地形ポイントはあり!
差し込む光のスポットライトがキレイな場所
地形そのものもキレイながら、その洞窟を抜けた先でダイバーの吐いた泡が岩盤を通り抜けて出てくるジャグジーのような泡もイイ!
そこではハタンポなんかも群れてるし、そっちもいいカンジ!
ってなわけでお送りしました宮古島ダイビング旅行記! ビーチと地形ダイビングと橋のきれいさが印象的でしたかね~~!(^^)
しゅ~~~りょ~~~~~!
じゃーーーん!
クロスホール
エントリー 11時48分
水温 29.4℃
水深 平均/最大 11.0m / 24.5m
ダイブタイム 46分
狩俣下
エントリー 14時58分
水温 31.5℃
水深 平均/最大 7.1m / 9.1m
ダイブタイム 49分
4本目
ツインホール
エントリー 9時49分
水温 30.4℃
水深 平均/最大 ―m / 10.6m
ダイブタイム 48分
エントリー 11時39分
水温 29.6℃
水深 平均/最大 9.7m / 14.9m
ダイブタイム 46分
沈船カーフェリー
エントリー 14時20分
水温 30.3℃
水深 平均/最大 12.8m / 19.1m
ダイブタイム 50分
2017年8月6日
4本目
ツインホール
エントリー 9時49分
水温 30.4℃
水深 平均/最大 ―m / 10.6m
ダイブタイム 48分
スネークホール・ハナダイの根
エントリー 11時39分
水温 29.6℃
水深 平均/最大 9.7m / 14.9m
ダイブタイム 46分
沈船カーフェリー
エントリー 14時20分
水温 30.3℃
水深 平均/最大 12.8m / 19.1m
ダイブタイム 50分
24h耐久ツーリング 後編 ~泣きを見た夜の険道と癒しの別所温泉~
8耐ノ週末ヤカラサー・・・ そんなノリで?!始めた耐久ツー
雨にたたられ、途中で切り上げようか・・・?
少しの迷いを抱えながらの日帰り耐久ツーリングでしたが、そんなこんなで(栃木→グンマー→サイタマン→)長野入り。ここまで来たら迷ってる場合じゃない! ってか迷ったところで長距離の高速帰宅レーシングが待ってるだけ。
ならば!
日の出ている限り、走れるだけ走りつづける!
当初の目的どおり、自分がどこまで走れるのかを追求する、ドMツーリング・続行!
出発から13時間・時刻は15時、戦いは後半戦へと突入していくのでした・・・
【前編 ↓】
【 ビーナスライン 】
R299を抜けてここまで来たなら行くっきゃない、ライダー定番のビーナスライン!
茅野まで来て、ビーナスで北上するのかそれともR152で南下するのかを迷ったけど、R152だと帰るまでに通る高速道路区間の距離が長い・・・ そして東名。
今回実は、(区間外も走ることにはなるけど)2輪の高速乗り放題プランに申し込んでのツーリングなので、出来れば帰りは関越で帰りたい!
なので、ここは北上!ビーナスへ!
R152も興味深々なので、こいつは寸又峡とともに次の機会に取っておこう! (呼びかけw)
いざビーナスラインに突撃!!!
そして、来た!!キタ!! 本日まれなる乾いた路面!!!
ドライランドはココにあったんだ!!(歓喜) 久々のドライコンディションに血沸き肉躍るなまもの!
ものの1kmも行かずにどっぷりウエットコンディション・・・
やっぱり今日はウォーターワールドだ(悲哀)
どこまで行っても今日は雨・雨・雨 逃れられない、(カルマ)
女神は雨でぐしょぐしょ・・・
びしょ濡れじゃないかハニー (シャッターアイランド)
「もおエエよ! 今日は晴れなんて期待してないから!」開き直って北上!北上!
どこの景色も雲の中。あんまり写真を撮る気にもなれないで、霧ヶ峰に到着(^^;
名にしおわば 逢坂山のさねかずら・・・・
じゃぁないですが、その名に恥じぬ霧っぷりは、霧ヶ峰。
霧降高原といい霧ヶ峰といい、そんなサービス精神旺盛に本気出してくれなくてもいいんだよ?
みんなで歌おう 霧ヶ峰!
声を合わせて きりが~~みね~~~~~!
パワード バイ 三菱
はいはいはい! トイレ済ませたら足早にさっさと行きますよ!
ところでビーナスライン。前半は開けた景色の中を走るけど、霧ヶ峰以降は森の中に入っていく。
そのカンジが伊豆スカイラインに似てる?なんて思いません? 南北の逆の差はあれど。 なんであんなにもクッキリ景色が変わるんでしょう・・・?
【 美ヶ原林道 】
ビーナスを抜け、美術館も越えて武石に折りてきたら左折して西進!
美ヶ原林道へ入っていきますよ~~~!
林道と言えど「舗装林道」
初めの方はこんな風に2車線あるし、走りやすい道。
でも途中からは、しっかり酷道成分が高くなってきますけどね www
(こんな道でも元は有料道路だったとか?)
見通しも効くところもあるし、楽しい道だと思いますよ!
っというより、自分にとって、初めてバイクに乗ってカーブを曲がることが楽しいと思えた、そんな思い出の道だったりします。
っというのも、わたくしなまもの、今でこそ「舗装林道タノシー! 酷道バンザイ!」なノリで走ってますが、このブログを始めるより前のこと、
昔は、バイクでカーブを走ることが
恐くて、楽しさなんて感じてられない!
酷道なんてとんでもない!
そんなライダーでした!
(告白)
いまの姿とはギャップがありすぎっというか、嗜好が全然違いますかね?! (^^;
バイク乗りの友達にも「カーブとか緊張して恐い」なんて言ってましたね(遠い目)
今でも、決して上手くないし、緊張感とか身構えた気持ちは感じ続けてますが、少なくとも緊張と同時に楽しさも感じられるようなライダーには成れました(>_<)
そんな自分が、セルフステアを意識して、そのためにニーグリップに重きを置いて走ることを課題に走った3年前の美ヶ原林道・・・
初めてバイクでクネクネした道を走る時に、緊張感と共存する楽しさを感じられて、ツーリングが「楽しい」っと思えるようになった。
3年たって、また来た美ヶ原林道はウエットやったけど、オッカナビックリってことも無く走れるようになっててちょっとはツーリングライダーとして成長したような気がしたりね! 懐かしかった!
【 美ヶ原高原道路 (裏ビーナスライン) 】
美ヶ原林道(美ヶ原スカイライン←空なんてほとんど見えない)を西進することしばし、突き当たった丁字路を左折して寄り道! 美ヶ原高原道路、裏ビーナスなんても呼ばれてる道へ! 日没が迫るけど、ダイジョウブイケルイケル!
焼山とか美ヶ原の美術館に裏手から回り込む道、途中から開けてて2車線。なかなかはしる価値のありそうな道・・・
晴れてればね!!!www
行きついた駐車場! なんも見えね!
う~~~ん・・・
さてちなみにこの駐車場、この時間(17時30分)だというのに結構、車が停まっている。駐車場にいた人に聞いてみたとこ、ここから歩いて上にあるホテルに泊まるだったり、ここで夜を明かして明け方出発、山を登って雲海を狙う人がそこそこいるんだとか。なので混んでるんだと。
雲海は「それ魅力!」 やけど、テントもなけりゃ雨で濡れてるし、そんな夜明けを待ってられんのでそそくさ退散! 耐久ツーを続けるべ!
再び美ヶ原林道に戻って西進! 林道の終点、美鈴湖を目指す!
ヘッドライトが頼りの時間が近づいてきてる・・・
そしてこの近づく夕闇からの魔の手が牙を剥く・・・
【 マジで積みかけた・・・地獄の険道181】
走って走って、クタクタのツーリング終盤
ツーリングのシメにいっちょ温泉に行く?!
どんだけ走ってても、温泉ライダー的には1ツーリング1湯は外せない!(使命感)
そこで選んだのは「別所温泉」
昔に行ったビーナスラインツーリングの時にも入りにいった温泉。
その時は、鹿教湯温泉→別所温泉っと、日が暮れてからのハシゴの立ち寄り湯をした思い出。
今回は時間的にも体力的にも1つしか入れそうにない。
ならば、お湯が良かった記憶のある別所温泉の外湯の共同浴場、「大湯」を目指そう!
せっかく行くなら、最後のダメ押し! 日が暮れるその前にもういっちょ山道を!
そんな気持ちで選んだのが、県道、 否!! 険道181号
下調べなく、欲をかいて走りたい! そう思ったのがいけなかった・・・
数十分後、海よりも深い後悔と雪山のように険しい緊張感に奥歯を噛みしめながら耐え抜く30分の試練が待ち受けていたのでした・・・
【18時30分 入山】
おそらく日没までは1時間、Google先生的には、峠を越えて別の県道にあたるまでに走らなきゃならない距離は約20キロちょっと。
ツーリングもラストの山道、雨は降ってて路面はダメやけど通過するだけならいけるでしょう!
「こんな道だったよ~」そんな紹介写真のために1枚押さえつつ、入山!
中央線の無いやや荒れた路面の森の中を抜ける道。よくある険道・酷道といった感じ。これぐらいなら今まで通り。差しさわり無し。
【 19時00分 路面が荒れ始める】
そう思って進んでいくも雨が強くなり、ガスってくる。
「森が深いのもあってちょっと暗さが勝ってきたかな・・・」
そんなふうに思っているうちに、やや路面の荒れと落葉が激しくなってくる・・・
「少し今までの酷道より、コンディションはBadか・・・ 一日の終わりとこの天候で選ぶ道としては外れやったかな・・・」
少しずつ日没が迫り、暗さが増す。
レンズも曇るし、シールドも曇る・・・
雨とガスっているせいで前が見にくい。 仕方なくシールドを開けて走る。今まで聞こえて来なかったタイヤが小石や枝を踏む音が鮮明になる。
この写真の後、徐々に路面の荒れが酷くなり、小石の量も増加。
パーーーン!
タイヤが小石を跳ね飛ばした高い音が、シールドを開けたヘルメットの開口部からダイレクトに聞こえてくる・・・
その音をきっかけに、頭がいろんなリスクを想定し始める。
「ここで万が一パンクしたらやべーな・・・ 入ってから1台も対向車を見てないし、助けを呼べんかも? 慎重に行こう。 県道との合流まではあと何キロ?」
表示は13キロ程度だっただろうか・・・
そんなことよりなにより、目に入った情報からヒリヒリした緊張感が走り出す。
電波は圏外
日没が迫る・・・
雨天、ウエット路面、ガスった視界、落石落葉
もし位置をロストしたらリルートの検索は不可
日没前に抜けたいっという願望むなしく速度は出せない。出したら終わる。
積んだことを悟り始める
そうこうしていくつかのコーナーをやり過ごした先で、いっきに路面状況が悪化!!
時速20キロも出せない状況の路面。ガスもいっきに濃くなり視界不良10メートル。 まるでレースのカーテン越しに見ているかのような視界。
「アカン・・・」
安全のために日没前に山を抜けるっというプランは破棄。日没を迎えることは覚悟のうえで、時間がかかろうとも山をとにかく抜ける方向へと舵を切らざるを得ないタイミングが来たようです。
【 19時30分 そして日没、魔の時間がやって来た 】
路面状況は悪化の一途・・・
それどころか道幅もぐんぐん狭くなる。 途中、幅が1メートルも無いんじゃないかっという軽トラすら怪しいんじゃ?っと思うほどの道路幅。
かんっっっぺきに積んだことがわかる。
そしてついに迎えてしまった日没・・・
真っ暗!
写真を撮る余裕がかろうじて有る路面状況での一枚でコレ!!
道の真ん中は落ち葉の山。良いところでコレなもんやから、より酷いところ、つまり停まって写真なんか撮ってる場合じゃない状況の場所は、もう「察してください」状態。
うねった、かろうじてのアスファルトのその一面を落ち葉と小石が埋め尽くしてる。
それでもタイヤが通るであろう所の路面はアスファルトが露出している・・・
「ってことは少なくとも向こう側に道は続いているに違いない・・・」
すこしでもプラス要素を見つけ出して、心を強く持ってないと折れそう・・・
「ガソリンだってまだまだいっぱいある! ツーリングまっぷるだって持ってる!」
それだけは救い。
だけど、荒れて濡れてガスった路面への対応と緊張感で自然と奥歯を強く噛みしめている自分に気づく。
- もし、ナビが落ちたら再検索は不可・・・
- もし、パンクしたら対応不可、修理キットは無い・・・
- もし、路面が崩落していたら・・・ 近頃大雨が多かったし、今日も一日の雨。この路面と狭さではUターンできなさそう。
- もしバイク倒したら・・・ この足場で起こせる?
- もし、ある日、森の中、プニキに出会ったら? → やべーしか言えね
いろんな想定が浮かんでくる。とにかくできる
この道が終わるまで、県道との合流点までは・・・?
ナビを見る
まだ10キロちょっと・・・
この数字はハッキリ覚えてる。その距離に絶望的な気分になったから。
荒れた路面、時速15キロで停まらないように走り続ける。
とにかく出来ることは、心を強く持って集中すること!
万が一倒れた時のために、落ちる側の斜面とは反対側のタイヤ後を走ること!
自分バイク史上、最悪の悪路・コンディション!
ほんと最後の最後に「やってしもた~!」です。
それをなんとか乗り越えて、下りにはいってしばし、
時刻は20時も回ってたでしょうか・・・
急に視界が開けた緩い右カーブの向こうに、
街灯の光!!!
「抜けた・・・ 乗り切った・・・」
人の気配の光が見えた時、ほっとするっていう状況を聞いたりするけど、あれホンマ!
心底、ほっとしました!
でも、気が抜けた瞬間にヤラレルなんてこともこれまたよく聞く。
最後まで慎重に慎重に!
そして、路面は念願の対向2車線!!!!!
こんどこそ 乗り切った!!!
ツーリング史上最大のピンチをようやく脱したのでした。
そうですね・・・
SSはオフ車じゃありません! (キッパリ)
そして、
酷道が楽しいとか、そういうカーブが楽しいとか、
そういうの、ウソですから!!!(看破)www
なにはともあれ、無事に下界に到達です。
ツラカッタ・・・
マジ コクドウキライ ・・・
【 別所温泉 】
体はクタクタ、緊張で噛みしめすぎた奥歯には違和感・・・
そんな状態なんで、温泉に入るべきか、さっさと帰るべきか、これまた悩みどころではあったものの、「このまま休憩なしに疲れた状態では走り続けられやせん」
そう判断して、休憩も兼ねてやっぱり温泉へ。こころも一旦、落ち着かせないと・・・
向かったのは当初の予定通りの「別所温泉 大湯」
別所温泉には3つの外湯があるようなのですが今回も大湯。 思えば別のを試してみれば良かった?!
さて3年前と変わらぬ温泉街の様子に、変わらぬ大湯の佇まい。
それこそ這う這うの体で到達した自分にはホッとする色味の電球に照らされた建屋。
(その3年前のことを書いた記事↓)
namamono04.hatenablog.com
あの時と同じく、そとの券売機で入湯の券を買って番台に渡して入湯。
ほんとに心地いい。
出発してからの17時間分の疲れが染み出すよう!
お湯は相変わらず「温泉気分にさせてくれる」硫黄臭の温泉。
黄緑色の有色透明のお湯が心地いい!
入口では飲泉もできるようで、とろみと硫黄臭を感じるお湯。
外の露天風呂だと少しの湯の華もあって、夏なのに雨でひんやりした気温と相まって心地よさったらない!
さっきまでの酷道で感じてたヒリヒリ感とは真逆すぎるまったり癒し系のギャップったら!www
疲れすぎない程度のほどほどに楽しんで、シメのコーヒー牛乳までのフルコースまでをキメたら、いよいよ帰宅!
別所温泉 大湯
- 泉質 硫黄泉
- 源泉温度 50.6℃
- pH 8.9
- 主な陽イオン ナトリウムイオン・カルシウムイオン
- 主な陰イオン 硫酸イオン・塩酸イオン・炭酸水素イオン
- ガス成分 硫化水素
- 成分総計 0.307 g/kg
- ドライヤー なし
- 石鹸/シャンプー なし/なし
- 立ち寄り湯時間 午前6時~午後10時
- 露天風呂 あり
【帰宅レーシング】
時刻は21時30分
いよいよ帰宅レーシングの開幕! もうさっさと高速に乗って帰るにかぎる! そんなスタートをイキナリ事故渋滞に阻まれつつ(なんか高速乗る前に渋滞にはまったし、パジェロミニがペシャってなってた・・・)、東部湯の丸なるナニヤラソソラレル名前のインターから上へ!
帰りの高速も、やっぱり雨!!
最後まで、雨から逃れられずな一日・・・ しかたない (-_-;
視界が悪くてまたまた精神が削られますな~
最後の方はさすがにあまりに眠くて休憩多め・・・(^^;
24時間以内の完走も見えて来たので、三芳まで戻ってきたタイミングで外の椅子で仮眠・・・
そんなこんなで出発から23.5時間、午前2時
総走行距離 884キロメートル 下道570キロ
日帰り・耐久ツーリング! これにて完結!!
朝のガソリンスタンド迷走、雨天、ルートミスの酷道が無ければ、 そして温泉を諦めれば、夢の1,000キロも達成できたかも?!
次回の目標ですかね~www
そんなこんなで!
しゅ~~~~りょ~~~~~~
じゃーーーーん!!